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第9章 iSCSI ターゲットの設定

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Red Hat Enterprise Linux では、コマンドラインインターフェイスとして targetcli シェルを使用し、以下の操作を行います。

  • iSCSI ハードウェアを使用できるように iSCSI ストレージ相互接続を追加、削除、表示、監視します。
  • ファイル、ボリューム、ローカル SCSI デバイス、またはリモートシステムへの RAM ディスクで対応しているローカルストレージリソースをエクスポートします。

targetcli ツールには、組み込みタブ補完、自動補完サポート、インラインドキュメントなどのツリーベースのレイアウトがあります。

9.1. targetcli のインストール

targetcli ツールをインストールして、iSCSI ストレージの相互接続を追加、監視、削除します。

手順

  1. targetcli ツールをインストールします。

    # yum install targetcli
  2. ターゲットサービスを起動します。

    # systemctl start target
  3. システムの起動時にターゲットサービスが起動するように設定するには、次のコマンドを実行します。

    # systemctl enable target
  4. ファイアウォールの 3260 ポートを開き、ファイアウォール設定を再読み込みします。

    # firewall-cmd --permanent --add-port=3260/tcp
    Success
    
    # firewall-cmd --reload
    Success

検証

  • targetcli レイアウトを表示します。

    # targetcli
    /> ls
    o- /........................................[...]
      o- backstores.............................[...]
      | o- block.................[Storage Objects: 0]
      | o- fileio................[Storage Objects: 0]
      | o- pscsi.................[Storage Objects: 0]
      | o- ramdisk...............[Storage Objects: 0]
      o- iscsi...........................[Targets: 0]
      o- loopback........................[Targets: 0]

関連情報

  • man ページの targetcli(8)
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