21.6. LUKS2 を使用した空のブロックデバイスの暗号化
LUKS2 形式を使用して、空のブロックデバイスを暗号化して、暗号化ストレージとして使用できます。
前提条件
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						空のブロックデバイス。lsblkなどのコマンドを使用して、そのデバイス上に実際のデータ (ファイルシステムなど) がないかどうかを確認できます。
手順
- 暗号化した LUKS パーティションとしてパーティションを設定します。 - Copy to Clipboard Copied! - Toggle word wrap Toggle overflow 
- 暗号化した LUKS パーティションを開きます。 - cryptsetup open /dev/nvme0n1p1 nvme0n1p1_encrypted - # cryptsetup open /dev/nvme0n1p1 nvme0n1p1_encrypted Enter passphrase for /dev/nvme0n1p1:- Copy to Clipboard Copied! - Toggle word wrap Toggle overflow - これにより、パーティションのロックが解除され、デバイスマッパーを使用してパーティションが新しいデバイスにマッピングされます。暗号化されたデータを上書きしないように、このコマンドは、デバイスが暗号化されたデバイスであり、 - /dev/mapper/device_mapped_nameパスを使用して LUKS を通じてアドレス指定されることをカーネルに警告します。
- 暗号化されたデータをパーティションに書き込むためのファイルシステムを作成します。このパーティションには、デバイスマップ名を介してアクセスする必要があります。 - mkfs -t ext4 /dev/mapper/nvme0n1p1_encrypted - # mkfs -t ext4 /dev/mapper/nvme0n1p1_encrypted- Copy to Clipboard Copied! - Toggle word wrap Toggle overflow 
- デバイスをマウントします。 - mount /dev/mapper/nvme0n1p1_encrypted mount-point - # mount /dev/mapper/nvme0n1p1_encrypted mount-point- Copy to Clipboard Copied! - Toggle word wrap Toggle overflow 
検証
- 空のブロックデバイスが暗号化されているかどうかを確認します。 - Copy to Clipboard Copied! - Toggle word wrap Toggle overflow 
- 暗号化された空のブロックデバイスのステータスを表示します。 - Copy to Clipboard Copied! - Toggle word wrap Toggle overflow