3.9. パーティション命名スキーム
Red Hat Enterprise Linux は、/dev/xxyN
形式のファイル名を持つファイルベースの命名スキームを使用します。
デバイスおよびパーティション名は、以下の構造で構成されています。
/dev/
-
すべてのデバイスファイルが含まれるディレクトリーの名前。ハードディスクにはパーティションが含まれるため、すべてのパーティションを表すファイルは
/dev
にあります。 xx
- パーティション名の最初の 2 文字は、パーティションを含むデバイスのタイプを示します。
y
-
この文字は、パーティションを含む特定のデバイスを示します。たとえば、
/dev/sda
は最初のハードディスク、/dev/sdb
は 2 番目のハードディスクです。ドライブの数が 26 を超えるシステムでは、さらに多くの文字を使用できます (例:/dev/sdaa1
)。 N
-
最後の文字は、パーティションを表す数字を示します。最初の 4 つのパーティション (プライマリーまたは拡張) のパーティションには、
1
から4
までの番号が付けられます。論理パーティションは5
から始まります。たとえば、/dev/sda3
は 1 番目のハードディスクの 3 番目のプライマリーパーティションまたは拡張パーティションで、2 番目のハードディスク上の 2 番目の論理パーティション/dev/sdb6
です。ドライブのパーティション番号は、MBR パーティションテーブルにのみ適用されます。N は常にパーティションを意味するものではないことに注意してください。
注記
Red Hat Enterprise Linux が すべて のタイプのディスクパーティションを識別して参照できる場合でも、ファイルシステムを読み取れないため、すべてのパーティションタイプに保存されているデータにアクセスできます。ただし、多くの場合、別のオペレーティングシステム専用のパーティション上にあるデータには問題なくアクセスすることができます。