10.3. ファイバーチャネル設定ファイル
以下は、ユーザー空間の API をファイバーチャネルに提供する /sys/class/ ディレクトリーの設定ファイルのリストです。
項目は以下の変数を使用します。
H- ホスト番号
B- バス番号
T- ターゲット
L- 論理ユニット (LUN)
-R- リモートポート番号
システムでマルチパスソフトウェアを使用している場合は、本セクションで説明されている値を変更する前にハードウェアベンダーにお問い合わせください。
/sys/class/fc_transport/targetH:B:T/ のトランスポート設定
port_id- 24 ビットのポート ID/アドレス
node_name- 64 ビットのノード名
port_name- 64 ビットのポート名
/sys/class/fc_remote_ports/rport-H:B-R/ のリモートポート設定
-
port_id -
node_name -
port_name dev_loss_tmoscsi デバイスがシステムから削除されるタイミングを制御します。
dev_loss_tmoがトリガーされると、scsi デバイスが削除されます。multipath.confファイルでは、dev_loss_tmoをinfinityに設定できます。Red Hat Enterprise Linux 8 では、
fast_io_fail_tmoオプションを設定しないと、dev_loss_tmoの上限が600秒になります。デフォルトでは、multipathdサービスが実行している場合は、Red Hat Enterprise Linux 8 のfast_io_fail_tmoが5秒に設定されています。それ以外の場合はoffに設定されています。fast_io_fail_tmoリンクに "bad" のマークが付くまでの待機秒数を指定します。リンクに bad のマークが付けられると、対応するパス上の既存の実行中の I/O または新しい I/O が失敗します。
I/O がブロックされたキューに存在する場合は、
dev_loss_tmoの期限が切れ、キューのブロックが解除されるまでエラーを起こしません。fast_io_fail_tmoを off 以外の値に設定すると、dev_loss_tmoは取得されません。fast_io_fail_tmoを off に設定すると、システムからデバイスが削除されるまで I/O は失敗します。fast_io_fail_tmoに数値を設定すると、fast_io_fail_tmoタイムアウトが発生するとすぐに I/O が失敗します。
/sys/class/fc_host/hostH/ のホスト設定
-
port_id -
node_name -
port_name issue_lipリモートポートを再検出するようにドライバーに指示します。