検索

第24章 ストレージデバイスの削除

download PDF

実行中のシステムからストレージデバイスを安全に削除できるので、システムメモリーのオーバーロードやデータ損失を防ぐことができます。

前提条件

  • I/O フラッシュ中にシステムメモリーの読み込みが増加するため、ストレージデバイスを削除する前に、システムのメモリーが十分にあることを確認する必要がある。次のコマンドを使用して、システムの現在のメモリー負荷および空きメモリーを表示する。

    # vmstat 1 100
    # free
  • Red Hat では、以下のシステムでのストレージデバイスの削除は推奨していない。

    • 空きメモリーが合計メモリーの 5 % 未満 (サンプル 100 件の内 10 件以上)。
    • スワップが有効になっている (vmstat コマンドの出力で siso のコラムが 0 以外の値)。

24.1. ストレージデバイスの安全な削除

稼働中のシステムからストレージデバイスを安全に取り外すには、上から下へのアプローチが必要です。アプリケーションやファイルシステムなどの最上位層から始め、物理デバイスなどの最下位層に向かって作業を進めます。

ストレージデバイスは複数の方法で使用でき、物理デバイスの上層に別の仮想設定を指定できます。例えば、デバイスの複数のインスタンスをマルチパスデバイスにグループ化したり、RAID の一部にしたり、LVM グループの一部にしたりすることが可能です。さらに、デバイスはファイルシステムを介してアクセスすることもできるし、raw デバイスのように直接アクセスすることもできます。

上から下へのアプローチを用いながら、次のことを確認する必要があります。

  • 削除したいデバイスが使用中でないこと
  • デバイスへの保留中の I/O がすべてフラッシュされる
  • オペレーティングシステムがストレージデバイスを参照していない
Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.