15.3. Red Hat Enterprise Linux のバージョン間の切り替え
マシン上の Red Hat Enterprise Linux の最新バージョンと以前のバージョンに同時にアクセスします。Boom Boot Manager を使用してさまざまなオペレーティングシステムのバージョンにアクセスすると、オペレーティングシステムのアップグレードに伴うリスクが軽減され、ハードウェアのダウンタイムも削減されます。環境を切り替えるこの機能により、次のことが可能になります。
- サイドバイサイド方式で両環境をすばやく比較する。
- 最小限のオーバーヘッドで環境を切り替える。
- ファイルシステムの古いコンテンツを復元する。
- アップグレードしたホストの実行中も古いシステムへのアクセスを継続する。
- 更新自体が実行中でも、更新プロセスをいつでも中止して、元に戻す。
前提条件
- 最新バージョンの Red Hat Enterprise Linux を実行している。
手順
システムを再起動します。
# reboot
- GRUB ブートローダー画面から必要なブートエントリーを選択します。
検証手順
選択したブートボリュームが表示されていることを確認します。
# cat /proc/cmdline root=/dev/rhel/root_snapshot_before_changes ro rd.lvm.lv=rhel/root_snapshot_before_changes rd.lvm.lv=vg_root/swap rhgb quiet
関連情報
-
boom(1)
man ページ - Boom Boot Manager を使用した別のバージョンへのアップグレード