9.8. iSCSI ポータルの作成
iSCSI ポータルを作成すると、ターゲットの有効性を維持するターゲットに IP アドレスとポートが追加されます。
前提条件
-
targetcli
をインストールして、実行している。詳細は、targetcli のインストール を参照してください。 - ターゲットポータルグループ (TPG) に関連付けられた iSCSI ターゲット。詳細は、Creating an iSCSI target を参照してください。
手順
TPG ディレクトリーに移動します。
/iscsi> iqn.2006-04.example:444/tpg1/
iSCSI ポータルを作成するには、以下のいずれかのオプションを使用します。
デフォルトポータルを作成するには、デフォルトの iSCSI ポート
3260
を使用し、ターゲットがそのポートのすべての IP アドレスをリッスンできるようにします。/iscsi/iqn.20...mple:444/tpg1> portals/ create Using default IP port 3260 Binding to INADDR_Any (0.0.0.0) Created network portal 0.0.0.0:3260
注記iSCSI ターゲットが作成されると、デフォルトのポータルも作成されます。このポータルは、デフォルトのポート番号
0.0.0.0:3260
ですべての IP アドレスをリッスンするように設定されます。デフォルトのポータルを削除するには、次のコマンドを使用します。
/iscsi/iqn-name/tpg1/portals delete ip_address=0.0.0.0 ip_port=3260
特定の IP アドレスを使用したポータルの作成:
/iscsi/iqn.20...mple:444/tpg1> portals/ create 192.168.122.137 Using default IP port 3260 Created network portal 192.168.122.137:3260
検証
新たに作成されたポータルを確認します。
/iscsi/iqn.20...mple:444/tpg1> ls o- tpg.................................. [enambled, auth] o- acls ......................................[0 ACL] o- luns ......................................[0 LUN] o- portals ................................[1 Portal] o- 192.168.122.137:3260......................[OK]
関連情報
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システム上の
targetcli(8)
man ページ