3.6. parted でパーティションの削除
parted
ユーティリティーを使用すると、ディスクパーティションを削除して、ディスク領域を解放できます。
手順
インタラクティブな
parted
シェルを起動します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow parted block-device
# parted block-device
-
block-device を、パーティションを削除するデバイスへのパス (例:
/dev/sda
) に置き換えます。
-
block-device を、パーティションを削除するデバイスへのパス (例:
現在のパーティションテーブルを表示して、削除するパーティションのマイナー番号を確認します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow (parted) print
(parted) print
パーティションを削除します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow (parted) rm minor-number
(parted) rm minor-number
- minor-number を、削除するパーティションのマイナー番号に置き換えます。
このコマンドを実行すると、すぐに変更の適用が開始されます。
パーティションテーブルからパーティションが削除されたことを確認します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow (parted) print
(parted) print
parted
シェルを終了します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow (parted) quit
(parted) quit
パーティションが削除されたことをカーネルが登録していることを確認します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow cat /proc/partitions
# cat /proc/partitions
-
パーティションが存在する場合は、
/etc/fstab
ファイルからパーティションを削除します。削除したパーティションを宣言している行を見つけ、ファイルから削除します。 システムが新しい
/etc/fstab
設定を登録するように、マウントユニットを再生成します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow systemctl daemon-reload
# systemctl daemon-reload
スワップパーティション、または LVM の一部を削除した場合は、カーネルコマンドラインからパーティションへの参照をすべて削除します。
アクティブなカーネルオプションを一覧表示し、削除されたパーティションを参照するオプションがないか確認します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow grubby --info=ALL
# grubby --info=ALL
削除されたパーティションを参照するカーネルオプションを削除します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow grubby --update-kernel=ALL --remove-args="option"
# grubby --update-kernel=ALL --remove-args="option"
アーリーブートシステムに変更を登録するには、
initramfs
ファイルシステムを再構築します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow dracut --force --verbose
# dracut --force --verbose
関連情報
-
システム上の
parted(8)
man ページ