2.9. マウントポイントとディスクパーティション
Red Hat Enterprise Linux では、各パーティションは、ファイルおよびディレクトリーの単一セットをサポートするのに必要なストレージの一部を形成します。パーティションをマウントすると、指定されたディレクトリー (マウントポイント と呼ばれる) を開始点としてそのパーティションのストレージが利用可能になります。
				たとえば、パーティション /dev/sda5 が /usr/ にマウントされている場合、/usr/ 下にあるすべてのファイルとディレクトリーは物理的に /dev/sda5 上に存在することになります。ファイル /usr/share/doc/FAQ/txt/Linux-FAQ は /dev/sda5 にありますが、ファイル /etc/gdm/custom.conf はありません。
			
				また、この例では、/usr/ 以下の 1 つ以上のディレクトリーが他のパーティションのマウントポイントになる可能性もあります。たとえば、/usr/local にマウントされた /dev/sda7 パーティションが含まれる場合、/usr/local/man/whatis は /dev/sda5 ではなく /dev/sda7 にあります。