2.9. ランタイムメタデータ
ソースの物理構造を記述する必要なテクニカルメタデータなど、エンタープライズ情報システムを適切にモデリングしたら、データアクセスのメタデータを使用できます。
Teiid Designer Server で使用するメタデータを準備するには、クライアントアプリケーションからクエリーを解決するときに、Teiid Designer Server で使用するメタデータモデルのスナップショットを作成します。このランタイムメタデータは、作成またはインポートしたデザインタイムメタデータの静的バージョンを表します。このスナップショットは、仮想データベース定義 (VDB) になります。
このランタイムメタデータの作成時に Teiid Designer では以下が実行されます。
- メタデータモデルの一貫したセットからランタイムメタデータが派生されます。
- 基盤のエンタープライズ情報システムへのアクセスを記述するテクニカルメタデータを重視し、デザインタイムメタデータのサブセットを作成します。
- データアクセスのパフォーマンスに対し、ランタイムメタデータを最適化します。
デザインタイムメタデータを継続して使用できますが、ランタイムメタデータモデルの作成後は静的な状態を維持します。