9.10. WSDL の Web サービスへのインポート


9.10.1. WSDL の Web サービスへのインポート

Web サービスモデルを作成するには、ワークスペースで WSDL ファイルを選択してファイルシステムから WSDL ファイルをインポートするか、URL を定義します。 Teiid Designer は WSDL を解釈し、関連する XML スキーマファイルまたは依存する XML スキーマファイルを見つけます。さらに、スキーマコンポーネントの XML ビューを生成し、WSDL で定義されたインターフェースや演算を表す Web サービスモデルを作成します。
Web サービスの生成で WSDL を選択するオプションは 3 つあります。
  • ワークスペースの場所
  • ファイルシステムの場所
  • URL
以下に、各オプションの詳細手順およびウィザードによる WSDL エラーの処理方法を説明します。

9.10.2. ワークスペースの場所からの WSDL のインポート

ワークスペースから WSDL ファイルを選択して Web サービスモデルを作成できます。
  1. Click the File > Import action in the toolbar or select a project, folder or model in the tree and click Import...
  2. インポートオプションを Teiid Designer > WSDL File or URL >> Web Service Model と選択し、Next> をクリックします。
  3. Web サービスモデルの有効な名前を入力し、Workspace... ボタンをクリックします。ダイアログで ワークスペースの WSDL ファイルを見つけ、OK> をクリックします。Next> をクリックして作業を継続します。

    図9.43 WSDL File Selection ダイアログ

    図9.44 WSDL ファイルワークスペース選択ダイアログ

    注記

    • WSDL が選択または指定されないと、インポーターは空の Web サービスモデルのみを作成します。XML スキーマや XML ビューモデルは生成されません。
    • 参照されたファイル (WSDL またはスキーマ) は WSDL ファイルに組み込まれるか、ファイルシステムに存在する必要があります。
  4. 次のページのタイトルは Namespace Resolution です。このページは、正常または異常な WSDL 名前空間の解決を特定します。パスの取得にワークスペースファイルセレクターが使用されるため、主な WSDL ドキュメントは基本的に常に解決されます。解決できない他の WSDL ファイルがメイン WSDL ファイルによってインポートされると問題が発生します。エラーがない場合は、Next をクリックして作業を続けるか、Finish (有効な場合) をクリックしてデフォルトのオプションを適用して終了します。

    図9.45 Namespace Resolution ダイアログ

  5. 次のページは WSDL Operations Selection です。ここでは、次のダイアログでさまざまな演算やインターフェースを選択または選択解除し、Web サービスモデルのコンテンツをカスタマイズできます。

    図9.46 Namespace Resolution ダイアログ

  6. 次のページのタイトルは Schema Workspace Location Selection です。このページでは、WSDL によってインポートされるすべてのスキーマ (およびスキーマ内で参照される依存スキーマ) と WSDL に埋め込まれたスキーマをリストし、これらが解決可能であるかどうかを示します。解決されたスキーマはすべて別のファイルに作成され、ワークスペースに追加されます。エディターパネルでは、新しいスキーマファイルのデフォルトのファイル名を変更できます。
    エラーがない場合は、Next をクリックして作業を続けるか、Finish をクリックしてデフォルトのオプションを適用して終了します。

    図9.47 Namespace Resolution ダイアログ

  7. 最後のページのタイトルは XML Model Generation で、「Generate virtual XML document model」を選択した場合に XML ビューモデルの名前を変更できます。希望の名前を入力するか、提供されるデフォルトの名前を使用します。Finish をクリックして完了します。

    図9.48 Namespace Resolution ダイアログ

WSDL から正常に Web サービスを生成するには、WSDL にエラーがないようにする必要があります。WSDL の検証は上記のステップ 3 で実行されます。エラーが存在する場合は、以下のようなエラーの概要を示すダイアログが表示され、WSDL の問題が修正されるか、有効な WSDL ファイルが再インポートおよび選択されるまでウィザードを終了することはできません。

図9.49 WSDL Validation Problems ダイアログ

9.10.3. ファイルシステムの場所からの WSDL のインポート

ローカルファイルシステムから WSDL ファイルを選択して Web サービスモデルを作成できます。
  1. Click the File > Import action in the toolbar or select a project, folder or model in the tree and click Import...
  2. インポートオプションを Teiid Designer > WSDL File or URL >> Web Service Model と選択し、Next> をクリックします。
  3. Web サービスモデルの有効な名前を入力し、File System... ボタンをクリックします。ダイアログでファイルシステムの WSDL ファイルを見つけ、OK> をクリックします。

    図9.50 WSDL File Selection ダイアログ

    注記

    • WSDL が選択または指定されないと、インポーターは空の Web サービスモデルのみを作成します。XML スキーマや XML ビューモデルは生成されません。
    • 参照されたファイル (WSDL またはスキーマ) は WSDL ファイルに組み込まれるか、ファイルシステムに存在する必要があります。
  4. 次のページのタイトルは Namespace Resolution です。このページは、正常または異常な WSDL 名前空間の解決を特定します。パスの取得にワークスペースファイルセレクターが使用されるため、主な WSDL ドキュメントは基本的に常に解決されます。解決できない他の WSDL ファイルがメイン WSDL ファイルによってインポートされると問題が発生します。エラーがない場合は、Next をクリックして作業を続けるか、Finish (有効な場合) をクリックしてデフォルトのオプションを適用して終了します。

    図9.51 Namespace Resolution ダイアログ

  5. 次のページは WSDL Operations Selection です。ここでは、次のダイアログでさまざまな演算やインターフェースを選択または選択解除し、Web サービスモデルのコンテンツをカスタマイズできます。

    図9.52 Namespace Resolution ダイアログ

  6. 次のページのタイトルは Schema Workspace Location Selection です。このページでは、WSDL によってインポートされるすべてのスキーマ (およびスキーマ内で参照される依存スキーマ) と WSDL に埋め込まれたスキーマをリストし、これらが解決可能であるかどうかを示します。解決されたスキーマはすべて別のファイルに作成され、ワークスペースに追加されます。エディターパネルでは、新しいスキーマファイルのデフォルトのファイル名を変更できます。
    エラーがない場合は、Next をクリックして作業を続けるか、Finish をクリックしてデフォルトのオプションを適用して終了します。

    図9.53 Namespace Resolution ダイアログ

  7. 最後のページのタイトルは XML Model Generation で、「Generate virtual XML document model」を選択した場合に XML ビューモデルの名前を変更できます。希望の名前を入力するか、提供されるデフォルトの名前を使用します。Finish をクリックして完了します。

    図9.54 Namespace Resolution ダイアログ

WSDL から正常に Web サービスを生成するには、WSDL にエラーがないようにする必要があります。WSDL の検証は上記のステップ 3 で実行されます。エラーが存在する場合は、以下のようなエラーの概要を示すダイアログが表示され、WSDL の問題が修正されるか、有効な WSDL ファイルが再インポートおよび選択されるまでウィザードを終了することはできません。

図9.55 WSDL Validation Problems ダイアログ

9.10.4. URL からの WSDL のインポート

ワークスペースから WSDL ファイルを選択して Web サービスモデルを作成できます。
  1. Click the File > Import action in the toolbar or select a project, folder or model in the tree and click Import...
  2. インポートオプションを Teiid Designer > WSDL File or URL >> Web Service Model と選択し、Next> をクリックします。
  3. Web サービスモデルの有効な名前を入力し、URL... ボタンをクリックします。
    1. 有効な WSDL URL を入力します。URL を検証できない場合はエラーが表示され、OK> ボタンが無効化されます。
    2. WSDL が基本の HTTP 認証によって保護されている場合は、このオプションを選択し、適切なユーザー名とパスワードを入力する必要があります。
    3. OK> をクリックして次に進みます。
    Next> をクリックして次に進みます。

    図9.56 WSDL URL ダイアログ

    注記

    • WSDL が選択または指定されないと、インポーターは空の Web サービスモデルのみを作成します。XML スキーマや XML ビューモデルは生成されません。
    • 参照されたファイル (WSDL またはスキーマ) は WSDL ファイルに組み込まれるか、ファイルシステムに存在する必要があります。
  4. 次のページのタイトルは Namespace Resolution です。このページは、正常または異常な WSDL 名前空間の解決を特定します。パスの取得にワークスペースファイルセレクターが使用されるため、主な WSDL ドキュメントは基本的に常に解決されます。解決できない他の WSDL ファイルがメイン WSDL ファイルによってインポートされると問題が発生します。エラーがない場合は、Next をクリックして作業を続けるか、Finish (有効な場合) をクリックしてデフォルトのオプションを適用して終了します。

    図9.57 Namespace Resolution ダイアログ

  5. 次のページは WSDL Operations Selection です。ここでは、次のダイアログでさまざまな演算やインターフェースを選択または選択解除し、Web サービスモデルのコンテンツをカスタマイズできます。

    図9.58 Namespace Resolution ダイアログ

  6. 次のページのタイトルは Schema Workspace Location Selection です。このページでは、WSDL によってインポートされるすべてのスキーマ (およびスキーマ内で参照される依存スキーマ) と WSDL に埋め込まれたスキーマをリストし、これらが解決可能であるかどうかを示します。解決されたスキーマはすべて別のファイルに作成され、ワークスペースに追加されます。エディターパネルでは、新しいスキーマファイルのデフォルトのファイル名を変更できます。
    エラーがない場合は、Next をクリックして作業を続けるか、Finish をクリックしてデフォルトのオプションを適用して終了します。

    図9.59 Namespace Resolution ダイアログ

  7. 最後のページのタイトルは XML Model Generation で、「Generate virtual XML document model」を選択した場合に XML ビューモデルの名前を変更できます。希望の名前を入力するか、提供されるデフォルトの名前を使用します。Finish をクリックして完了します。

    図9.60 Namespace Resolution ダイアログ

WSDL から正常に Web サービスを生成するには、WSDL にエラーがないようにする必要があります。WSDL の検証は上記のステップ 3 で実行されます。エラーが存在する場合は、以下のようなエラーの概要を示すダイアログが表示され、WSDL の問題が修正されるか、有効な WSDL ファイルが再インポートおよび選択されるまでウィザードを終了することはできません。

図9.61 WSDL Validation Problems ダイアログ

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