10.5. Choice Editor (XML)


10.5.1. Choice Editor (XML)

XML ドキュメントモデル内では、XML インスタンスドキュメントのその場所に表示することが可能なドキュメントデータ構造すべてが choice コンポジターによって定義されます。Teiid Designer Server が仮想 XML ドキュメントを基にランタイムに XML インスタンスドキュメントを入力すると、Choice Editor 内で指定した基準と一致する最初の断片が選択されます。
Choice Editor を表示するには、マッピングダイアグラムの XML ドキュメントツリービューで choice ノードを右クリックし、右クリックで表示されたポップアップメニューの Edit をクリックします。

図10.27 Choice Editor を開く

図10.28 Choice Editor

このパネルのテーブルは、ドキュメント断片のトップノードによって表される選択肢の断片オプションを表示します。
以下に示す Summary タブは、現在の選択肢基準の SQL に似たバージョンを表示します。

図10.29 選択肢基準の概要

Choice Editor の使用

以下のいずれかを実行して各選択肢オプションに対処できます。

  • 結果となるドキュメントに挿入する要素を決定するため、適用する Teiid Designer Server の基準ステートメントを指定します。
  • ドキュメントにオプションの断片を含めるか、除外します。
  • 要素の基準テストの順番を設定します。
  • 設定した基準と一致しない場合に発生するデフォルトのアクションを設定します。

10.5.2. 断片の除外

XML ドキュメントモデルを基にした XML スキーマは選択肢に使用できるオプションの性質を決定します。その他の外部ソース (ビジネスパートナーなど) と共有するスキマーには、XML ファイル内に含めたくない情報が含まれていることがあります。
たとえば、Sample Financial Services がパートナーである Example Mutual Insurance、Illustrative Brokerage、および FinancialPartners.comと XML スキーマを共有するとします。お互いにやり取りする可能性がある情報がすべて含まれるようにするため、パートナーは幅広いスキーマを作成します。そのため、顧客情報の XML ドキュメントには、すべての企業が提供する全製品のリストを基に choice コンポジター が含まれる可能性があります。
しかし、Sample Financial Services はクレジットカードを提供しません。XML ドキュメントにはクレジットカード情報がないため、Teiid Designer Server が作成する XML ドキュメントからこのような要素を削除することができます。
Choice Editor のテーブルには Includes 列が含まれています。デフォルトでは、スキーマによって指定されるすべての要素が含まれます。この仮想 XML ドキュメントのメタデータモデルによって生成される XML ドキュメント内に含めたくない要素の横にあるチェックマークをクリックして削除することができます。チェックマークを削除しても XML ドキュメントモデルからその要素が削除されるわけではなく、Teiid Designer Server に選択肢としてこの要素を使用しないように指示するだけです。
除外された要素の基準を編集することはできません。しかし、作成した基準のオプションを除外すると、そのオプションを今後含めたい場合に Teiid Designer は基準を保持します。

10.5.3. 選択肢基準の編集

choice 要素の基準を編集するには、以下を行います。
  1. Choice Editor パネルのテーブルで、編集する要素を選択します。
  2. Edit Criteria ボタンをクリックし、Criteria Builder ダイアログを表示します。
  3. Criteria Builder を使用し、XML インスタンスドキュメントでこのオプションを選択するかどうかを判断するために Teiid Designer Server がテストする条件を作成します。
  4. OK をクリックします。設定した基準は Table および Summary タブの両方に表示されます。
オプションを除外するよう選択した場合や、デフォルトオプションとして指定した場合を除き、ドキュメントの各オプションに基準を設定する必要があります。

10.5.4. choice 要素の順序設定

choice 要素の基準を編集するには、以下を行います。
Teiid Designer Server は表示される順で選択肢基準を評価します。1 つの選択肢基準に一致すると Teiid Designer Server によってそのオプションで XML インスタンスドキュメントが入力されます。Teiid Designer Server はすべてのオプションのすべての基準をテストしない可能性があるため、順序は大変重要になります。
そのため、選択肢基準内でオプションが表示される順序は、多くの場合で最終的に XML インスタンスドキュメントに含まれる情報を決定します。選択肢内のオプションリストの順序を変更し、Teiid Designer Server が基準をテストする順序を設定できます。
To set this order, select an element in the table and use the or button to move it into a new position in the table. The new order displays both in the table and in the Choice Criteria box and reorders the XML document as well.

10.5.5. デフォルトの Choice アクションの設定

設定した基準のすべてが true に評価されなかった場合、Teiid Designer Server はデフォルトのアクションを実行します。
Choice Editor のツールバーにあるコンボボックスを使用して以下をデフォルトとして設定できます。
  • テーブル内のオプション (ドキュエントから除外したものを除く)。
  • THROW (Teiid Designer Server 例外が発生します)。
  • RECORD (Teiid Designer Server 例外を記録します)。
  • DISCARD (XML インスタンスドキュメントに要素を置きません)。

注記

選択肢基準にはデフォルトのアクションを設定する必要があります。
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