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第16章 マイグレーション

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16.1. アプリケーションセキュリティーの変更の設定

Basic 認証のセキュリティー設定

これまでのバージョンの JBoss EAP では、EAP_HOME/server/SERVER_NAME/conf/ ディレクトリーに置かれたプロパティーファイルはクラスパス上にあり、UsersRolesLoginModule によって簡単に確認できました。JBoss EAP 6 では、ディレクトリー構造が変更になりました。プロパティーファイルは、クラスパスで利用できるようにするためにアプリケーション内にパッケージ化する必要があります。

重要
サーバーの再起動後に変更が維持されるようにするには、サーバーを停止してからサーバー設定ファイルを編集する必要があります。
Basic 認証のセキュリティーを設定するには、security-domains の下に新しいセキュリティードメインを standalone/configuration/standalone.xml または domain/configuration/domain.xml サーバー設定ファイルに追加します。
<security-domain name="example">
    <authentication>
        <login-module code="UsersRoles" flag="required">
            <module-option name="usersProperties" 
                    value="${jboss.server.config.dir}/example-users.properties"/>
            <module-option name="rolesProperties" 
                    value="${jboss.server.config.dir}/example-roles.properties"/>
        </login-module>
    </authentication>
</security-domain>
JBoss EAP 6 インスタンスがスタンドアロンサーバーとして実行されている場合、 ${jboss.server.config.dir}EAP_HOME/standalone/configuration/ ディレクトリーを参照します。インスタンスが管理対象ドメインで実行されている場合は、 ${jboss.server.config.dir}EAP_HOME/domain/configuration/ ディレクトリーを参照します。

セキュリティードメイン名の変更

JBoss EAP 6 では、セキュリティードメインの名前にプレフィックス java:/jaas/ が使用されなくなりました。

  • Web アプリケーションの場合、jboss-web.xml のセキュリティードメイン設定からこの接頭辞を削除する必要があります。
  • エンタープライズアプリケーションの場合、jboss-ejb3.xml ファイルのセキュリティードメイン設定からこの接頭辞を削除する必要があります。このファイルは JBoss EAP 6 の jboss.xml に置き換えられました。

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