5.2. 管理インターフェースの詳細設定の概要
EAP_HOME /domain/configuration/host.xml
またはEAP_HOME/standalone/ configuration/standalone.xml
の管理インターフェース設定は、ホストコントローラープロセスのバインド先となるネットワークインターフェース、利用可能な管理インターフェースのタイプ、および各インターフェースのユーザーを認証するために使用される認証システムのタイプを制御します。このトピックでは、お使いの環境に適した管理インターフェースの設定方法について説明します。
が含まれる <management
> 要素で構成されます。セキュリティーレルムとアウトバウンド接続はそれぞれ最初に定義され、管理インターフェースに属性として適用されます。
- <security-realms>
- <outbound-connections>
- <management-interfaces>
- <audit-log>
セキュリティーレルム
セキュリティーレルムは、管理 API、管理 CLI、または Web ベースの管理コンソールを介して JBoss EAP 6 の管理を許可されているユーザーの認証と承認を行います。
ManagementRealm
と ApplicationRealm
の 2 つの異なるファイルベースのセキュリティーレルムが含まれます。これらのセキュリティーレルムはそれぞれ -users.properties
ファイルを使用してユーザーおよびハッシュ化されたパスワードを保存し、-roles.properties
を使用してユーザーとロール間のマッピングを保存します。LDAP 対応のセキュリティーレルムにもサポートが含まれています。
送信接続
セキュリティーレルムには、LDAP サーバーなどの外部インターフェースに接続するものあります。アウトバウンド接続は、このような接続の確立方法を定義します。事前定義済みの接続タイプ ldap-connection
で、LDAP サーバーに接続してクレデンシャルを検証するために必要な属性と任意の属性をすべて設定します。
管理インターフェース
管理インターフェースには JBoss EAP への接続および設定方法に関するプロパティーが含まれます。この情報には、名前付きのネットワークインターフェース、ポート、セキュリティーレルム、およびインターフェースに関するその他の設定可能な情報が含まれます。デフォルトのインストールには、以下の 2 つのインターフェースが含まれます。
http-interface
は、Web ベースの管理コンソールの設定です。ネイティブインターフェース
は、コマンドライン管理 CLI および REST のような管理 API の設定です。