C.3. ディスクレイアウトのカスタマイズ
デフォルトでは、セキュリティーが強化されたイメージのサイズは 20 GB で、事前定義されたパーティショニングサイズを使用します。ただし、オーバークラウドのコンテナーイメージを収容するには、パーティショニングレイアウトを若干変更する必要があります。以下のセクションでは、イメージのサイズを 40 GB に増やしています。ご自分のニーズに合わせて、さらにパーティショニングレイアウトやディスクのサイズを変更することができます。
パーティションレイアウトとディスクサイズを変更するには、以下の手順に従ってください。
-
DIB_BLOCK_DEVICE_CONFIG環境変数を使用してパーティショニングスキーマを変更する。 -
DIB_IMAGE_SIZE環境変数を更新して、イメージのグローバルサイズを変更します。
C.3.1. パーティショニングスキーマの変更 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
パーティショニングスキーマを編集して、パーティショニングサイズを変更したり、新規パーティションの作成や既存のパーティションの削除を行うことができます。新規パーティショニングスキーマは以下の環境変数で定義することができます。
$ export DIB_BLOCK_DEVICE_CONFIG='<yaml_schema_with_partitions>'
以下の YAML 設定は、オーバークラウドのコンテナーイメージをプルするのに十分なスペースを提供する、論理ボリュームの変更後のパーティションレイアウトを示しています。
export DIB_BLOCK_DEVICE_CONFIG='''
- local_loop:
name: image0
- partitioning:
base: image0
label: mbr
partitions:
- name: root
flags: [ boot,primary ]
size: 40G
- lvm:
name: lvm
base: [ root ]
pvs:
- name: pv
base: root
options: [ "--force" ]
vgs:
- name: vg
base: [ "pv" ]
options: [ "--force" ]
lvs:
- name: lv_root
base: vg
extents: 23%VG
- name: lv_tmp
base: vg
extents: 4%VG
- name: lv_var
base: vg
extents: 45%VG
- name: lv_log
base: vg
extents: 23%VG
- name: lv_audit
base: vg
extents: 4%VG
- name: lv_home
base: vg
extents: 1%VG
- mkfs:
name: fs_root
base: lv_root
type: xfs
label: "img-rootfs"
mount:
mount_point: /
fstab:
options: "rw,relatime"
fsck-passno: 1
- mkfs:
name: fs_tmp
base: lv_tmp
type: xfs
mount:
mount_point: /tmp
fstab:
options: "rw,nosuid,nodev,noexec,relatime"
fsck-passno: 2
- mkfs:
name: fs_var
base: lv_var
type: xfs
mount:
mount_point: /var
fstab:
options: "rw,relatime"
fsck-passno: 2
- mkfs:
name: fs_log
base: lv_log
type: xfs
mount:
mount_point: /var/log
fstab:
options: "rw,relatime"
fsck-passno: 3
- mkfs:
name: fs_audit
base: lv_audit
type: xfs
mount:
mount_point: /var/log/audit
fstab:
options: "rw,relatime"
fsck-passno: 4
- mkfs:
name: fs_home
base: lv_home
type: xfs
mount:
mount_point: /home
fstab:
options: "rw,nodev,relatime"
fsck-passno: 2
'''
サンプルの YAML コンテンツをイメージのパーティションスキーマのベースとして使用します。パーティションサイズとレイアウトを必要に応じて変更します。
パーティションサイズはデプロイメント後には 変更できない ので、イメージ用に正しいパーティションサイズを定義してください。
C.3.2. イメージサイズの変更 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
変更後のパーティショニングスキーマの合計は、デフォルトのディスクサイズ (20 GB) を超える可能性があります。そのような場合には、イメージサイズを変更しなければならない場合があります。イメージサイズを変更するには、イメージの作成に使用した設定ファイルを編集します。
/usr/share/openstack-tripleo-common/image-yaml/overcloud-hardened-images.yaml のコピーを作成します。
# cp /usr/share/openstack-tripleo-common/image-yaml/overcloud-hardened-images.yaml \
/home/stack/overcloud-hardened-images-custom.yaml
UEFI の完全なディスクイメージの場合は、/usr/share/openstack-tripleo-common/image-yaml/overcloud-hardened-images-uefi.yaml を使用します。
設定ファイルで DIB_IMAGE_SIZE を編集して、必要に応じて値を調整します。
...
environment:
DIB_PYTHON_VERSION: '2'
DIB_MODPROBE_BLACKLIST: 'usb-storage cramfs freevxfs jffs2 hfs hfsplus squashfs udf vfat bluetooth'
DIB_BOOTLOADER_DEFAULT_CMDLINE: 'nofb nomodeset vga=normal console=tty0 console=ttyS0,115200 audit=1 nousb'
DIB_IMAGE_SIZE: '40'
COMPRESS_IMAGE: '1'
- 1
- この値は、新しいディスクサイズの合計に応じて調整してください。
このファイルを保存します。
director がオーバークラウドをデプロイする際には、オーバークラウドイメージの RAW バージョンを作成します。これは、アンダークラウドに、その RAW イメージを収容するのに必要な空き容量がなければならないことを意味します。たとえば、セキュリティーが強化されたイメージのサイズを 40 GB に増やした場合には、アンダークラウドのハードディスクに 40 GB の空き容量が必要となります。
最終的に director が物理ディスクにイメージを書き込む際に、ディスクの最後に 64 MB のコンフィグドライブ一次パーティションが作成されます。完全なディスクイメージを作成する場合には、この追加パーティションを収容できるように、物理ディスクのサイズがディスクイメージより大きいことを確認してください。