B.6. Virtual Baseboard Management Controller (VBMC)
director は仮想マシンを KVM ホスト上のノードとして使用することができます。エミュレーションされた IPMI デバイスを使用して電源管理を制御します。これにより、「オーバークラウドノードの登録」からの標準の IPMI パラメーターを使用することができますが、仮想ノードに対して使用することになります。
このオプションでは、ベアメタルノードの代わりに仮想マシンを使用します。したがって、テストおよび評価の目的でのみ利用することができます。Red Hat OpenStack Platform のエンタープライズ環境には推奨していません。
KVM ホストの設定
KVM ホスト上で、OpenStack Platform リポジトリーを有効化して
python2-virtualbmcパッケージをインストールします。$ sudo subscription-manager repos --enable=rhel-7-server-openstack-13-rpms $ sudo yum install -y python2-virtualbmcvbmcコマンドを使用して、各仮想マシン用に仮想 Baseboard Management Controller (BMC) を作成します。たとえば、Node01およびNode02という名前の仮想マシンに BMC を作成するには、それぞれの BMC にアクセスするためのポートを定義し、認証情報を設定し、以下のコマンドを入力します。$ vbmc add Node01 --port 6230 --username admin --password PASSWORD $ vbmc add Node02 --port 6231 --username admin --password PASSWORDホストの該当するポートを開放します。
$ sudo firewall-cmd --zone=public \ --add-port=6230/udp \ --add-port=6231/udp変更を永続化します。
$ sudo firewall-cmd --runtime-to-permanent変更がファイアウォール設定に適用され、ポートが開放されていることを確認します。
$ sudo firewall-cmd --list-all注記仮想マシンごとに異なるポートを使用してください。1025 未満のポート番号には、システムの root 権限が必要です。
以下のコマンドを使用して、作成した各 BMC を起動します。
$ vbmc start Node01 $ vbmc start Node02注記KVM ホストのリブート後には、この手順を繰り返す必要があります。
ipmitoolを使用してノードを管理できることを確認するには、リモートノードの電源ステータスを表示します。$ ipmitool -I lanplus -U admin -P PASSWORD -H 127.0.0.1 -p 6231 power status Chassis Power is off
ノードの登録
/home/stack/instackenv.json ノード登録ファイルで、以下のパラメーターを使用します。
- pm_type
-
このオプションを
ipmiに設定します。 - pm_user、pm_password
- ノードの仮想 BMC デバイスの IPMI ユーザー名とパスワードを指定します。
- pm_addr
- ノードが含まれる KVM ホストの IP アドレスを指定します。
- pm_port
- KVM ホスト上の特定のノードにアクセスするためのポートを指定します。
- mac
- ノード上のネットワークインターフェイスの MAC アドレス一覧を指定します。各システムのプロビジョニング NIC の MAC アドレスのみを使用します。
以下に例を示します。
{
"nodes": [
{
"pm_type": "ipmi",
"mac": [
"aa:aa:aa:aa:aa:aa"
],
"pm_user": "admin",
"pm_password": "p455w0rd!",
"pm_addr": "192.168.0.1",
"pm_port": "6230",
"name": "Node01"
},
{
"pm_type": "ipmi",
"mac": [
"bb:bb:bb:bb:bb:bb"
],
"pm_user": "admin",
"pm_password": "p455w0rd!",
"pm_addr": "192.168.0.1",
"pm_port": "6231",
"name": "Node02"
}
]
}
既存のノードの移行
非推奨の pxe_ssh ドライバーから新しい仮想 BMC 方式の使用に切り替えて、既存のノードを移行することができます。以下のコマンドは、ノードが ipmi ドライバーを使用するようにし、そのパラメーターを以下のように設定します。
openstack baremetal node set Node01 \
--driver ipmi \
--driver-info ipmi_address=192.168.0.1 \
--driver-info ipmi_port=6230 \
--driver-info ipmi_username="admin" \
--driver-info ipmi_password="p455w0rd!"