第2章 要件


インストールを行う前に、これらの要件を満たしていなければなりません。

2.1. ソフトウェア要件

インストールを行うためには、次のソフトウェアコンポーネントが利用可能なければなりません。
  • ベースとなるオペレーティングシステム — RHN Satellite は Red Hat Enterprise Linux 5 でサポートされています。このオペレーティングシステムは、ディスク、ローカルの ISO イメージ、キックスタート、または Red Hat がサポートする何らかの方法でインストールすることができます。Red Hat Enterprise Linux のインストールは、その他のパッケージにより設定される変更がなく、サードパーティーの設定またはサーバーを直接操作するのに直接必要でないソフトウェアを伴わない、@Base パッケージグループを 提供しなければなりません。この制限には、強化またはその他の非 Red Hat のセキュリティソフトウェアが含まれます。ご使用のインフラストラクチャでそのようなソフトウェアが必要な場合は、完全に機能する Satellite をまず 最初に インストール/検証してから、非 Red Hat のソフトウェアを追加する前にシステムのバックアップを行う必要があります。
    新しい RHN Satellite をインストールする際には、最新の対応する Red Hat Enterprise Linux のアップデートをインストールすることを推奨します。
    Satellite は、Xen、KVM、および VMware 等の Red Hat がサポートするいずれかの仮想環境で、Red Hat Enterprise Linux 5 上にインストールすることが可能です。
    実稼働環境でのデプロイメントでは、配下の物理ハードウェア上で稼働する唯一のアプリケーションとして RHN Satellite をデプロイして、競合問題を回避することを推奨します。また、仮想化環境に対する機能的なサポートにより物理ハードウェアを稼働させるパフォーマンスが必ずしも等しくなるわけではないため、仮想化環境の選択と推奨されるガイドラインの調整は慎重に検討する必要があるでしょう。

    注記

    ご購入いただいた RHN Satellite 製品にはそれぞれ、Red Hat Enterprise Linux Server のサポートインスタンスが 1 つ含まれています。RHN Satellite は、新規インストールした Enterprise Linux 上にインストールして、RHN Satellite が OS の提供する唯一のアプリケーション/サービスとなるようにする必要があります。RHN Satellite に含まれている Red Hat Enterprise Linux OS を使用した、ご使用の環境内での他のデーモン、アプリケーション、またはサービスの実行はサポートしていません。
  • RHN Satellite は Red Hat Enterprise Linux 5 上で enforcing または permissive モードの SELinux ターゲットポリシーをサポートします。SELinux は、強制アクセスコントロール (Mandatory Access Control) を Red Hat Enterprise Linux や他のオペレーティングシステムに実装する一連のセキュアなソフトウェアポリシーです。ユーザーは Proxy または Satellite のインストール時に SELinux を targeted ポリシーの enforcing モードまたは permissive モードに設定できます。
  • Satellite のインストールディスクまたは ISO — これには RHN Satellite インストールプログラム (RHN Satellite Installation Program) が含まれます。プログラムをサポートするために必要なすべてのパッケージは自動的にインストールされ、ユーザーの介入は必要としません。

注記

Red Hat Network Satellite をインストールするには @Base 以外の追加のパッケージが必要です。Satellite のインストーラにより、一覧表示されたパッケージをインストールするか、RHN からファイルをダウンロードするか尋ねられます。システムが RHN に登録されていない場合は Satellite インストールプロセス中に Red Hat Enterprise Linux インストールメディアを利用し必要に応じてこれらの追加パッケージをインストールする必要があります。
Satellite のインストールに必要なファイルは、Satellite インストール ISO イメージ上の updates ディレクトリにある rhelrpms ファイルに一覧表示されます。
  • チャンネルコンテンツ — Red Hat エンタイトルメントを有する Red Hat の全チャンネルにエクスポートされたすべてのソフトウェアパッケージとデータのことです。このコンテンツはインストール後に RHN Satellite Synchronization Tool を使うと直接 Satellite にロードすることができます。または、切断されたの環境などで同期ができない場合には Red Hat の担当者から取得できます。
CD や ISO イメージから Red Hat Enterprise Linux 5 またはそれ以降のバージョンをインストールする場合は、パッケージグループを選択する必要はありません。ベースインストールのみが必要です。キックスタートでオペレーティングシステムをインストールする場合は、@ Base パッケージグループを選択します。
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