6.2.2. ローカルメディアからのインポートの準備


RHN Satellite のインポートを行うには、以下のような前提条件を満たす必要があります。
  • RHN Satellite インストールが正しく行われていなければなりません。
  • Red Hat Network チャンネルコンテンツ ISO または RHN Satellite Exporter のデータが使用可能、もしくは Satellite がインターネットと RHN Web サイトにアクセス可能である必要があります。
RHN Web サイトから直接インポートを行うことは可能ですが、チャンネルコンテント ISO が利用できない場合にのみ行うべきです。インターネット経由で、ゼロからチャンネルにデータを取り込むと非常に時間がかかります。このため、Red Hat は、初期インポートには ISO が利用可能であればそれを使用することを強く要請します。

6.2.2.1. チャンネルコンテンツ ISO を準備する

チャンネルコンテンツ ISO は、メタデータの XML ダンプとパッケージの両方を含む特殊な集合体です。ISO イメージは、インターネットに接続されているマシン上に RHN Web サイトからダウンロードして、Satellite に転送することができます。ログイン後、上部ナビゲーションバーにある チャンネル をクリックしてからご使用の RHN Satellite のチャンネル名をクリックします。ご使用の Satellite のバージョンに対応した Satellite チャンネルを選択していることを確認して下さい。ダウンロード タブをクリックして このページの説明を読み Red Hat Enterprise Linux のバージョン別に提供されているチャンネルコンテンツ ISO を取得します。必要なチャンネルコンテンツ ISO が表示されない場合は、RHN エンタイトルメント証明書が RHN にアップロード済みで、ターゲットチャンネルを正しく特定しているかを確認します。
チャンネルコンテンツ ISO はまずマウントされてから、次に一時リポジトリディレクトリにコピーされます。ISO をマウントする前に、すべてのコンテンツを単一ディレクトリにコピーするのに充分なディスク領域が一時リポジトリにあるか確認してください。1 つのチャンネルに、約 20 GB の領域が必要になります。チャンネルコンテンツ ISO をコピーするプロセスは、まずチャンネルコンテンツ ISO を 1 つずつマウントして、その内容を一時リポジトリにコピーし、ISO をアンマウントします。各チャンネルは複数の ISO から構成されます。完了したら、管理者は一時ディレクトリとその内容をすべて削除してください。次の手順に従います。
  1. マシンに root としてログインします。
  2. ディスクに焼き付けた最初のチャンネルコンテンツ ISO を挿入します。
  3. 次のコマンドで、ファイルを保管るためのディレクトリを /mnt/ 内に作成します。
    mkdir /mnt/import/
    
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  4. 次のコマンドを使って、ISO ファイルを含むディレクトリ内の ISO ファイルをマウントします。
    mount iso_filename /mnt/import -o loop
    
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  5. 次のように、このファイル用の一時ディレクトリを作成します。
    mkdir /var/rhn-sat-import/
    
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  6. このサンプルのコマンドは、管理者が ISO の内容 (/mnt/import/ にマウントされている) を /var/rhn-sat-import/ にコピーしようとしていると仮定しています。
    cp -ruv /mnt/import/* /var/rhn-sat-import/
    
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  7. 次の CD または ISO を準備するため /mnt/import をアンマウントします。
    umount /mnt/import
    
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  8. この手順をインポートするすべてのチャンネルの各チャンネルコンテンツ ISO ごとに繰り返します。
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