8.2. Satellite の更新
RHN Satellite に対して重大な更新が出ると、RHN Satellite 用のエラータ形式でリリースされます。
インターネットに接続可能な RHN Satellite システムの場合、これらエラータ更新を適用する上で最善となる方法は Red Hat Network 経由で Red Hat Update Agent を使用することです。RHN Satellite は初期インストール中に Red Hat Network をサブスクライブしているので、ユーザーは RHN Satellite 上で
yum update
(Red Hat Enterprise Linux 5 より前のバージョンの場合は up2date -u
) を実行するか、https://rhn.redhat.com の Web サイトを利用して、更新を適用できるはずです。
重要
Apache の RPM はインストール時に httpd サービスを再起動しません。したがって、
yum update
(Red Hat Enterprise Linux 5 以前のバージョンの場合は command up2date -uf
) を使用するなどの方法で RHN の完全更新を行うと、Apache が失敗することがあります。これを避けるには、アップグレート後に httpd
サービスを常に再起動します。
インターネットに接続不可能な RHN Satellite システムの場合、https://rhn.redhat.com でお客様のアカウントを使用しパッケージ自体を取得することが可能です。次に、エラータアドバイザリの説明に従ってお客様が手動でパッケージを適用することができます。
警告
いずれの RHN Satellite エラータ更新を適用する前にも、エラータアドバイザリをまずお読み頂くことが非常に重要になります。特定の RHN Satellite 更新を適用するには、特に更新がデータベースに関連する場合、追加の設定手順が必要となる場合があります。このような場合、アドバイザリには必要とされる手順について特定の詳細情報が含まれています。
新しい Satellite パッケージをインストールするのではなく、クライアントシステム数を増やすなど、サーバーの RHN エンタイトルメント証明書の更新を行う場合には 5章エンタイトルメント を参照してください。