8.9. 同期の自動化


手動で RHN Satellite リポジトリを Red Hat Network と同期するのは大変時間のかかる作業となります。米国の営業時間となる時間帯は Red Hat Network の利用がピークとなる傾向がありますので、この時間帯の同期は時間がかかる可能性があります。このため、Red Hat は、これ以外の時間帯に同期を行うよう自動化して負荷の分散と同期の迅速化を図ることをお勧めします。米国全土の営業時間は 4 タイムゾーンに別れるため、月曜日から金曜日のほぼ 8:00 AM から 9:00 PM EST (UTC -5) となります。この時間帯は季節により 1 時間の時差がある場合があります。加えて、Red Hat は最善のパフォーマンスを実現するために同期をランダムに行うことを強く推奨します。
自動化は cron ジョブを 1 つ追加するだけで簡単に設定できます。これを行うには、root として crontab を編集します。
crontab -e
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テキストエディタ内に crontab が開きます、デフォルトでは Vi です。export EDITOR=gedit のように、最初に EDITOR 変数を変更しておくと別のエディタも使用できます。
エディタが開いたら、最初の 5 フィールド (分、時、日、月、曜日) を使用して同期をスケジュールします。時間は 24 時間制の時刻表示になるので忘れないようにしてください。次のようにランダムに同期を行うよう crontab を編集します。
0 1 * * * perl -le 'sleep rand 9000' && satellite-sync --email >/dev/null \
2>/dev/null
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このジョブは、システム時間 1:00 a.m. から 3:30 a.m. の間に、毎晩ランダムに実行されます。これによって、cron から stdoutstderr がリダイレクトされ、satellite-sync から簡単に読み込まれるメッセージを複製しないようにします。--email 以外のオプションも含ませることができます。オプション全一覧は 表6.2「Satellite のインポート/同期のオプション」 を参照してください。エディタを終了すると、変更した crontab は直ちにインストールされます。
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