8.4.2. データベースのバックアップ
Red Hat は、Embedded Database のバックアップを毎晩実行し、その結果としてできるディレクトリを NFS、SCP、FTP などで別のシステムに移動することを推奨します。可能ならこのバックアップシステムはオフサイトにある方がよいでしょう。バックアップを行うには、root として以下のコマンドを発行して、最初にデータベースと関連サービスをシャットダウンします。
/usr/sbin/rhn-satellite stop
/usr/sbin/rhn-satellite stop
次に oracle ユーザーに切り替えてバックアップを開始するコマンドを発行します。
db-control backup DIRNAME
db-control backup DIRNAMEbackup DIRNAME
バックアップファイルは指定されたディレクトリに保存されます。これはコールドバックアップですので注意してください。このコマンドを実行する前にデータベースを必ず停止しなければなりません。このプロセスには数分かかります。最初のバックアップが今後のバックアップに要する時間の目安になります。
バックアップが完了したら、root ユーザーモードに戻って、次のコマンドを使ってデータベースと関連サービスを再起動します。
/usr/sbin/rhn-satellite start
/usr/sbin/rhn-satellite start
次にバックアップを rsync または別のファイル転送ユーティリティを使って別のシステムにコピーします。Red Hat は cron ジョブを使って自動バックアップのプロセスをスケジュールすることを強く推奨します。例えば、3 AM にシステムをバックアップしてからそのバックアップを 6 AM に別のリポジトリ (パーティション、ディスク、システム) にコピーします。