6.3. 同期
更新チャンネルはそのチャンネル内の情報が新しくなければ役に立ちません。RHN Satellite はスタンドアロン環境であることを目的としているため、RHN で公布される更新アドバイザリはいずれも RHN Satellite の管理者によって手動でインポート、同期されなければなりません。
インターネットを介して同期している間、RHN Satellite Synchronization Tool は次の手順を行います。
- SSL を介して中央 RHN Server に接続して RHN Satellite として自己認証し、RHN データのエクスポートを開始します — ただし、RHN エクスポートデータ用のローカルマウントポイントが指定されている場合には、接続の必要はありません。これに関する説明は 「ローカルメディアを介したエラータとパッケージの同期」 を参照してください。
- エクスポートを調べて、RHN Satellite のデータセットとエクスポートされた RHN のデータセットの相異点を確認します。特定のチャンネルに関しては、次の情報が分析されます。
- チャンネルのメタデータ
- そのチャンネル内のすべてのパッケージのメタデータ
- そのチャンネルに影響するすべてのエラータのメタデータ
注記
すべての分析は RHN Satellite 上で行われます。中央 RHN サーバーはそのチャンネル情報のエクスポートのみを提供し、RHN Satellite の詳細については依然として認識していません。 - エクスポートデータの分析後、相異点はすべて RHN Satellite データベースにインポートされます。新しいパッケージのインポートの所要時間はパッケージにより異なりますので注意してください。大規模な更新では、インポートに数時間以上かかることもあります。
satellite-sync
コマンドは RHN 経由とローカルメディア経由の 2 モードで使用することができます。
6.3.1. RHN を介したエラータおよびパッケージの直接同期 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
可能な限り頻繁にデータの同期を行う必要があり、かつ自社環境外で接続を開始できるお客様の場合は、Satellite の同期を SSL を経由してインターネット上で実行することができます。これは Satellite 同期スクリプトのデフォルト設定になります。例えば、
satellite-sync -c rhel-i386-as-3
satellite-sync -c rhel-i386-as-3
これは、中央 Red Hat Network サーバーに接続し上記に示すプロセスを実行します。オプションを反復することで複数のチャンネルを含ませることができます。チャンネルが指定されないと、Satellite 上のチャンネルすべてがリフレッシュされます。