15.2. ディレクトリーサーバーの概要
Red Hat Virtualization Manager は、インストール中に internal ドメイン上に admin ユーザーを作成します。このユーザーの別名は、admin@internal
です。このアカウントは、環境の初期設定とトラブルシューティングに使用することを目的としています。外部のディレクトリーサーバーをアタッチし、ディレクトリーユーザーを追加してからそれらのユーザーに適切なロールとパーミッションを割り当てた後には、必要がなければ admin@internal
ユーザーを無効にすることができます。サポートされるディレクトリーサーバーは以下のとおりです。
- 389ds
- 389ds RFC-2307 スキーマ
- Active Directory
- IBM Security Directory Server
- IBM Security Directory Server RFC-2307 スキーマ
- FreeIPA
- iDM
- Novell eDirectory RFC-2307 スキーマ
- OpenLDAP RFC-2307 スキーマ
- OpenLDAP Standard スキーマ
- Oracle Unified Directory RFC-2307 スキーマ
- RFC-2307 スキーマ (汎用)
- Red Hat Directory Server (RHDS)
- Red Hat Directory Server (RHDS) RFC-2307 スキーマ
- iPlanet
Red Hat Virtualization Manager (rhevm
) と IdM (ipa-server
) は同じシステム上にはインストールできません。IdM には、Red Hat Virtualization Manager に必要とされる mod_ssl
パッケージとの互換性がありません。
Active Directory をディレクトリーサーバーとして使用しており、テンプレートおよび仮想マシンの作成で sysprep を使用する場合には、Red Hat Virtualization 管理者ユーザーにドメインの制御を委任して、以下のような操作を行えるようにする必要があります。
- コンピューターをドメインにアタッチする
- グループのメンバーシップを変更する
Active Directory のユーザーアカウントの作成に関する情報は「Create a New User Account」を参照してください。
Active Directory の制御の委任に関する情報は「Delegate Control of an Organizational Unit」を参照してください。