18.2.3. Solaris での Automount の設定


注記
Solaris は、Identity Management で使用されるスキーマとは異なるスキーマを autofs 構成に使用します。Identity Management は、389 Directory Server 向けに定義される 2307bis 形式の自動マウントスキーマを使用します (IdM の内部 Directory Server インスタンスで使用されます)。
  1. NFS サーバーが Red Hat Enterprise Linux 上で稼働している場合、Solaris マシン上で NFSv3 が最大のサポートバージョンであることを指定します。/etc/default/nfs ファイルを編集し、以下のパラメーターを設定します。
    NFS_CLIENT_VERSMAX=3
    
  2. ldapclient コマンドを使用して、LDAP を使用するようホストを設定します。
    ldapclient -v manual -a authenticationMethod=none 
        -a defaultSearchBase=dc=example,dc=com 
        -a defaultServerList=ipa.example.com 
        -a serviceSearchDescriptor=passwd:cn=users,cn=accounts,dc=example,dc=com 
        -a serviceSearchDescriptor=group:cn=groups,cn=compat,dc=example,dc=com 
        -a serviceSearchDescriptor=auto_master:automountMapName=auto.master,cn=location,cn=automount,dc=example,dc=com?one 
        -a serviceSearchDescriptor=auto_home:automountMapName=auto_home,cn=location,cn=automount,dc=example,dc=com?one 
        -a objectClassMap=shadow:shadowAccount=posixAccount 
        -a searchTimelimit=15 
        -a bindTimeLimit=5
    
  3. 自動マウント を有効にします。
    # svcadm enable svc:/system/filesystem/autofs
  4. 設定をテストします。
    1. LDAP 設定を確認します。
      # ldapclient -l auto_master
      
      dn: automountkey=/home,automountmapname=auto.master,cn=location,cn=automount,dc=example,dc=com
      objectClass: automount
      objectClass: top
      automountKey: /home
      automountInformation: auto.home
      
    2. ユーザーの /home ディレクトリーを一覧表示します。
      # ls /home/userName
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