17.4. インストール後の DNS サービスの追加または更新


DNS は、単に --setup-dns オプションを使用して、IdM サーバーのインストールの一部として設定できます。DNS が設定されていない場合は、ipa-dns-install コマンドを使用して後で設定できます。
この ipa-dns-install コマンドは、IdM サーバーの DNS サービスも更新します。
[root@server ~]# ipa-dns-install -p secret --ip-address=1.2.34.56 --no-forwarders
  • -p では、389 Directory Server の Directory Manager ユーザーのパスワードを指定します。すべての DNS エントリーは LDAP ディレクトリーに格納されるため、このディレクトリーにアクセスして DNS 設定を追加する必要があります。
  • --ip-address では、マスター DNS サーバーの IP アドレスを取得します。
  • --no-forwarders は、DNS サービスと使用されるフォワーダーがルートサーバーのみであることを意味します。また、--forwarder オプションを指定して、使用するフォワード定義します。複数のフォワーダーを指定するには、--forwarder オプションを複数回指定します。
  • 逆引き DNS は自動的に設定されます。--no-reverse オプションを使用して逆引き DNS を無効にすることができます。
    既存の逆引き DNS ゾーンが設定されている場合は、この --no-reverse オプションを指定して、新しい逆引きゾーンを作成するのではなく、既存の逆引きゾーンを使用します。
  • IdM サーバーが明示的に無効になっている場合を除き、Directory Server で永続的な検索を開き、新しいゾーンの変更を即座にキャプチャーします。
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