2.4. システムの要件
ホストシステムに関する一定の前提条件を基に作成された設定スクリプトを使用して、IdM サーバーは設定されています。システムがこの前提条件を満たさないと、サーバーの設定に失敗する可能性があります。
2.4.1. DNS レコード リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
IdM サーバーおよびレプリカ (サーバーの複製) の療法を設定するには、適切な正引きおよび逆引きの DNS 設定が重要です。DNS は、サーバー間のデータの複製、SSL 証明書でのサーバーの特定、Kerberos チケットなどで使用されます。そのため、サーバーは正引きおよび逆引き両方の DNS 設定で解決できる必要があります。
ホストの DNS 設定は、ifconfig と dig を使用して簡単に判断できます。
- ホスト名を取得します。
hostname
[root@server ~]# hostname server.example.com
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - IP アドレスを取得します。この例では、196.2.3.4 の IP アドレスが返されました。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - dig を使用して、ホスト名のクエリーと、返される IP アドレスのチェックを行い、正引き DNS が適切に設定されていることを確認します。この例では、想定される IP アドレスは 196.2.3.4 です。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -t ptr
を指定した dig を使用して、アドレスの PTR レコード (逆引きレコード) にクエリーを実行し、 逆引き DNS 設定を確認します。これは、.in-addr.arpa. が追加された、逆順の IP アドレスです。これにより、ホスト名が解決されます (この例では server.example.com.)。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
DNS レコードは、IdM 証明書で使用されるホスト名を解決する必要があります。
注記
IdM サーバーが独自の DNS サーバーをホストするように設定されている場合には、IdM DNS サービスは全 DNS クエリーを処理します。IdM DNS レコードが優先され、既存の DNS 設定は無視されます。
ドメイン内の全システムは、IdM 管理の DNS サーバーを使用するように設定する必要があります。