33.11. インストール後のスクリプト


図33.14 インストール後のスクリプト

インストール後のスクリプト
インストール完了後にシステムで実行するコマンドを追加することもできます。ネットワークがキックスタートファイルで適切に設定されている場合、ネットワークが有効になり、スクリプトにネットワーク上のリソースにアクセスするためのコマンドを含めることができます。インストール後のスクリプトを含めるには、テキストエリアに入力します。
重要
Red Hat Enterprise Linux の以前のリリースの anaconda バージョンには、インストール前およびインストール後の環境でシェルコマンドを提供する busybox のバージョンが含まれていました。Red Hat Enterprise Linux 6 の anaconda のバージョンには busybox が含まれなくなり、代わりに GNU bash コマンドを使用します。
詳細は、付録G busybox コマンドの代替となるもの を参照してください。
重要
%post コマンドを含めないでください。これは追加されています。
たとえば、新たにインストールしたシステムの日のメッセージを変更するには、以下のコマンドを %post セクションに追加します。
echo "Welcome!" > /etc/motd
注記
その他の例は、「キックスタートの例」 を参照してください。

33.11.1. chroot 環境

chroot 環境外でインストール 後のスクリプトを実行するには、インストール 後のウィンドウの上部にあるこのオプションの横にあるチェックボックスをクリックします。これは、%post セクションで --nochroot オプションを使用するのと同じです。
新規インストールしたファイルシステムを変更するには、インストール後のセクション内で chroot 環境外にあるディレクトリー名の前に /mnt/sysimage/ を追加する必要があります。
たとえば、chroot 環境外で Run を選択した場合は、前の 例を次のように変更する必要があります。
echo "Welcome!" > /mnt/sysimage/etc/motd
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