7.3. PXE を使ったネットワークからの起動


起動方法 PXE、適切に設定されたサーバー、および PXE に対応するコンピューターのネットワークインターフェイスが必要です。PXE サーバーの設定方法は、30章インストールサーバーのセットアップ を参照してください。
ネットワークインターフェイスから起動するようコンピューターを設定します。このオプションは BIOS にあり、Network Boot または Boot Services というラベルが付けられる場合があります。PXE ブートを適切に設定すると、コンピューターは他のメディアがなくても Red Hat Enterprise Linux インストールシステムを起動できます。
PXE サーバーからコンピューターを起動するには、以下を実行します。
  1. ネットワークケーブルが接続されていることを確認します。コンピューターの電源がオンになっていない場合でも、ネットワークソケットのリンクインジケーターのライトがオンになっているはずです。
  2. コンピューターの電源を入れます。
  3. メニュー画面が表示されます。目的のオプションに該当する数字キーを押します。
PC が netboot サーバーから起動しない場合は、BIOS が正しいネットワークインターフェイスから最初に起動するように設定されていることを確認してください。BIOS システムの中には、起動デバイスとしてネットワークインタフェースが指定されているにもかかわらず、PXE 規格に対応していないものがあります。詳細は、ハードウェアのドキュメントを参照してください。
注記
複数のネットワークインターフェイスを持つサーバーによっては、ファームウェアインターフェイスがそれを認識するため、eth0 を最初のネットワークインターフェイスに割り当てないものもあります。これにより、インストーラーは、PXE で使用されていたネットワークインターフェイスとは異なるネットワークインターフェイスを使用しようとする可能性があります。この動作を変更するには、pxelinux.cfg/* 設定ファイルで以下を使用します。
IPAPPEND 2
APPEND ksdevice=bootif
上記の設定オプションにより、インストーラーはファームウェアインターフェイスと PXE が使用するのと同じネットワークインターフェイスを使用します。以下のオプションを使用することもできます。
ksdevice=link
このオプションを使用すると、インストーラーは、ネットワークスイッチにリンクされている最初に検出されたネットワークデバイスを使用します。
Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.