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4.3. レプリカのインストールの前提条件

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レプリカのインストール要件は、IdM サーバーの場合と同じです。レプリカマシンが 「サーバーのインストールの前提条件」 に記載の前提条件をすべて満たしていることを確認してください。
一般的なサーバー要件に加えて、以下の条件を満たしている必要があります。
レプリカは、同じまたはそれ以降のバージョンの IdM を実行している必要があります。
たとえば、マスターサーバーが Red Hat Enterprise Linux 7 で実行され、IdM 4.4 パッケージを使用する場合は、レプリカが Red Hat Enterprise Linux 7 以降で実行され、IdM バージョン 4.4 以降を使用する必要があります。これにより、設定が適切にサーバーからレプリカにコピーされます。
重要
IdM は、以前のバージョンのマスター以外のレプリカ作成に対応していません。以前のバージョンを使用してレプリカを作成しようとすると、インストールに失敗します。
レプリカには、追加でポートを開放する必要があります。
「ポートの要件」 に記載されている標準の IdM サーバーポート要件に加えて、以下の条件にも対応してください。
  • ドメインレベル 0 で、レプリカのセットアッププロセスで TCP ポート 22 をマスターサーバーで開いたままにします。このポートは、マスターサーバーへの接続に SSH を使用するのに必要です。
    注記
    ドメインレベルの詳細は、7章ドメインレベルの表示と引き上げ を参照してください。
  • サーバーの 1 つが Red Hat Enterprise Linux 6 で実行され、CA がインストールされている場合は、レプリカの設定中および後に TCP ポート 7389 を開放したままにします。Red Hat Enterprise Linux 7 だけの環境では、ポート 7389 は必要ありません。
firewall-cmd ユーティリティーを使用してポートを開く方法は、「ポートの要件」 を参照してください。
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