35.6. メモリー関連のカーネルパラメーターの設定
パラメーターを一時的に設定すると、システム上でのパラメーターの効果を判断するのに便利です。パラメーター値が望ましい効果を確認すると、後でパラメーターを永続的に設定できます。
この手順では、メモリー関連のカーネルパラメーターを一時的に設定して永続的に設定する方法を説明します。
手順
メモリー関連のカーネルパラメーターを一時的に設定するには、
/proc
ファイルシステムまたはsysctl
ツール内の各ファイルを編集します。たとえば、
vm.overcommit_memory
パラメーターを 1 に一時的に設定します。# echo 1 > /proc/sys/vm/overcommit_memory # sysctl -w vm.overcommit_memory=1
メモリー関連のカーネルパラメーターを永続的に設定するには、
/etc/sysctl.conf
ファイルを編集し、設定をリロードします。たとえば、
vm.overcommit_memory
パラメーターを 1 に永続的に設定するには、以下を実行します。/etc/sysctl.conf
ファイルに以下の内容を追加します。vm.overcommit_memory=1
/etc/sysctl.conf
ファイルからsysctl
設定を再読み込みします。# sysctl -p
関連情報
-
システム上の
sysctl(8)
およびproc(5)
man ページ
関連情報
- Tuning Red Hat Enterprise Linux for IBM DB2 (Red Hat ナレッジベース)