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10.7. PCP コンポーネント間の認証の設定

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Simple Authentication Security Layer (SASL) フレームワークを介して PCP によってサポートされる scram-sha-256 認証メカニズムを使用して認証を設定できます。

注記

Red Hat Enterprise Linux 8.3 以降から、PCP は scram-sha-256 認証メカニズムに対応します。

手順

  1. scram-sha-256 認証メカニズムの sasl フレームワークをインストールします。

    # yum install cyrus-sasl-scram cyrus-sasl-lib
  2. pmcd.conf ファイルに、サポートされている認証メカニズムとユーザーデータベースのパスを指定します。

    # vi /etc/sasl2/pmcd.conf
    
    mech_list: scram-sha-256
    
    sasldb_path: /etc/pcp/passwd.db
  3. 新しいユーザーを作成します。

    # useradd -r metrics

    metrics をユーザー名に置き換えます。

  4. 作成したユーザーをユーザーデータベースに追加します。

    # saslpasswd2 -a pmcd metrics
    
    Password:
    Again (for verification):

    作成したユーザーを追加するには、メトリック アカウントのパスワードを入力する必要があります。

  5. ユーザーデータベースのパーミッションを設定します。

    # chown root:pcp /etc/pcp/passwd.db
    # chmod 640 /etc/pcp/passwd.db
  6. pmcd サービスを再起動します。

    # systemctl restart pmcd

検証手順

  • sasl 設定を確認します。

    # pminfo -f -h "pcp://127.0.0.1?username=metrics" disk.dev.read
    Password:
    disk.dev.read
    inst [0 or "sda"] value 19540

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