4.4. tuna ツールを使用した IRQ のチューニング
/proc/interrupts
ファイルには、IRQ ごとの割り込みの数、割り込みのタイプ、およびその IRQ にあるデバイスの名前が記録されます。
この手順では、tuna
ツールを使用して IRQ を調整する方法を説明します。
前提条件
- tuna ツールがインストールされている。詳細は、tuna ツールのインストール を参照してください。
手順
現在の IRQ とそれらのアフィニティーを表示するには、以下を実行します。
# tuna --show_irqs # users affinity 0 timer 0 1 i8042 0 7 parport0 0
コマンドの影響を受ける IRQ のリストを指定するには、次のコマンドを実行します。
# tuna --irqs=irq_list [command]
irq_list 引数は、コンマ区切りの IRQ 番号またはユーザー名パターンのリストです。
[コマンド] を、たとえば
--spred
に置き換えます。指定した CPU に割り込みを移動するには、以下を実行します。
# tuna --irqs=128 --show_irqs # users affinity 128 iwlwifi 0,1,2,3 # tuna --irqs=128 --cpus=3 --move
128 を irq_list 引数に置き換え、3 を cpu_list 引数に置き換えます。
cpu_list 引数は、
--cpus=0,2
などのコンマ区切り CPU 番号のリストです。詳細は、tuna ツールを使用した CPU の調整 を参照してください。
検証
選択した IRQ の状態を、割り込みを指定の CPU に移動してから比較します。
# tuna --irqs=128 --show_irqs # users affinity 128 iwlwifi 3
関連情報
-
/procs/interrupts
ファイル -
システム上の
tuna(8)
man ページ