19.4. perf が一部の関数名を raw 関数アドレスとして表示する理由
カーネル関数の場合は、perf
が /proc/kallsyms
ファイルからの情報を使用して、サンプルをそれぞれの関数名またはシンボルにマッピングします。ただし、ユーザー空間で実行される関数は、バイナリーがストライピングされるので、raw 機能のアドレスが表示される可能性があります。
実行ファイルの debuginfo
パッケージがインストールされているか、実行ファイルがローカルで開発したアプリケーションである場合は、アプリケーションがデバッグ情報 (GCC の -g
オプション) を有効にしてコンパイルされ、このような状況で関数名またはシンボルが表示される必要があります。
注記
実行ファイルに関連付けられた debuginfo
をインストールした後に、perf record
コマンドを再実行する必要はありません。単に perf report
を再実行してください。
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