11.4. OVS ブリッジマッピングのメンテナンス
OVS ブリッジマッピングを削除したら、引き続きクリーンアップ操作を行い、ブリッジ設定から関連付けられたパッチポートのエントリーが消去されている状態にする必要があります。この操作は以下の手順により実施することができます。
- 手動ポートクリーンアップ: 不要なパッチポートを慎重に削除する必要があります。ネットワーク接続を停止する必要はありません。
- 自動ポートクリーンアップ: クリーンアップが自動で実行されますが、ネットワーク接続を停止する必要があります。また、必要なブリッジマッピングを再度追加する必要があります。ネットワーク接続の停止を許容できる場合には、計画的なメンテナンス期間中にこのオプションを選択します。
注記
OVN ブリッジマッピングが削除されると、OVN コントローラーは自動的に関連付けられたパッチポートのクリーンアップを行います。
11.4.1. OVS パッチポートの手動クリーンアップ
OVS ブリッジマッピングを削除したら、関連付けられたパッチポートも削除する必要があります。
前提条件
- クリーンアップを行うパッチポートは、Open Virtual Switch (OVS) ポートでなければなりません。
- パッチポートの手動クリーンアップを行うのに、システムを停止する必要は ありません。
クリーンアップを行うパッチポートは、命名規則により特定することができます。
-
br-$external_bridge
では、パッチポートはphy-<external bridge name>
と命名されます (例: phy-br-ex2)。 -
br-int
では、パッチポートはint-<external bridge name>
と命名されます (例:int-br-ex2
)。
-
手順
ovs-vsctl
を使用して、削除したブリッジマッピングのエントリーに関連付けられた OVS パッチポートを削除します。# ovs-vsctl del-port br-ex2 datacentre # ovs-vsctl del-port br-tenant tenant
neutron-openvswitch-agent
を再起動します。# service neutron-openvswitch-agent restart