7.2. フラットプロバイダーネットワークの使用
本項の手順では、外部ネットワークに直接インスタンスを接続可能なフラットプロバイダーネットワークを作成します。複数の物理ネットワーク (physnet1
、physnet2
) およびそれぞれ別の物理インターフェース (eth0 -> physnet1
および eth1 -> physnet2
) があり、各コンピュートノードとネットワークノードをこれらの外部ネットワークに接続する必要がある場合に実行します。
単一の NIC 上の VLAN タグ付けされた複数のインターフェースを複数のプロバイダーネットワークに接続する場合には、「VLAN プロバイダーネットワークの使用」を参照してください。
7.2.1. コントローラーノードの設定
1. /etc/neutron/plugin.ini
(/etc/neutron/plugins/ml2/ml2_conf.ini
へのシンボリックリンク) を編集し、既存の値リストに flat
を追加し、flat_networks
を *
に設定します。
type_drivers = vxlan,flat flat_networks =*
2. フラットな外部ネットワークを作成して、設定済みの physical_network に関連付けます。他のユーザーがインスタンスを直接接続できるように、このネットワークを共有ネットワークとして作成します。
# openstack network create --provider-network-type flat --provider-physical-network physnet1 --external public01
3. openstack subnet create
コマンドまたは OpenStack Dashboard を使用して、この外部ネットワーク内にサブネットを作成します。
# openstack subnet create --dhcp --allocation-pool start=192.168.100.20,end=192.168.100.100 --gateway 192.168.100.1 --network public01 public_subnet
4.neutron-server
サービスを再起動して、この変更を適用します。
# systemctl restart neutron-server.service