付録C キックスタートリポジトリーのインポート
キックスタートリポジトリーは、コンテンツ ISO イメージでは提供されません。オフラインの Satellite でキックスタートリポジトリーを使用するには、使用する Red Hat Enterprise Linux のバージョンのバイナリー DVD ISO ファイルをダウンロードし、キックスタートファイルを Satellite にコピーする必要があります。
Red Hat Enterprise Linux 7 のキックスタートリポジトリーをインポートするには、「Red Hat Enterprise Linux7 キックスタートリポジトリーのインポート」 を実行します。
Red Hat Enterprise Linux 8 のキックスタートリポジトリーをインポートするには、「Red Hat Enterprise Linux 8 のキックスタートリポジトリーのインポート」 を実行します。
C.1. Red Hat Enterprise Linux7 キックスタートリポジトリーのインポート
Red Hat Enterprise Linux 7 のキックスタートリポジトリーをインポートするには、Satellite で以下の手順を実行します。
手順
- Red Hat カスタマーポータル https://access.redhat.com/ へ移動し、ログインします。
- ウィンドウの右上隅で ダウンロード をクリックします。
- Red Hat Enterprise Linux 7 の右側の Versions 7 and below をクリックします。
- Version リストから、7.7 など Red Hat Enterprise Linux 7 で必要なバージョンを選択します。
- Red Hat Enterprise Linux のダウンロードウィンドウで、ISO イメージのバイナリー DVD バージョン (たとえば、Red Hat Enterprise Linux 7.7 バイナリー DVD) を見つけて、今すぐダウンロード をクリックします。
- ダウンロードが完了したら、ISO イメージを Satellite Server にコピーします。
Satellite Server で、マウントポイントを作成し、そのロケーションに ISO イメージを一時的にマウントします。
# mkdir /mnt/iso # mount -o loop rhel-binary-dvd.iso /mnt/iso
kickstart ディレクトリーを作成します。
# mkdir --parents \ /var/www/html/pub/sat-import/content/dist/rhel/server/7/7.7/x86_64/kickstart/
ISO イメージから
kickstart
ファイルをコピーします。# cp -a /mnt/iso/* /var/www/html/pub/sat-import/content/dist/rhel/server/7/7.7/x86_64/kickstart/
次のエントリーをリストファイルに追加します。
/var/www/html/pub/sat-import/content/dist/rhel/server/7/listing
ファイルで改行してバージョン番号を追加します。たとえば、RHEL 7.7 ISO の場合には、7.7
を追記します。/var/www/html/pub/sat-import/content/dist/rhel/server/7/7.7/listing
ファイルで改行して、アーキテクチャーを追加します。(例:x86_64
)/var/www/html/pub/sat-import/content/dist/rhel/server/7/7.7/x86_64/listing
ファイルで改行してkickstart
を追加します。ISO イメージから
.treeinfo
ファイルをコピーします。# cp /mnt/iso/.treeinfo \ /var/www/html/pub/sat-import/content/dist/rhel/server/7/7.7/x86_64/kickstart/treeinfo
マウントされたバイナリー DVD ISO イメージを使用する予定がない場合は、ディレクトリーをアンマウントして削除します。
# umount /mnt/iso # rmdir /mnt/iso
- Satellite Web UI で、Kickstart リポジトリーを有効にします。