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8.10. ライブラリー環境へのインポート

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hammer content-export コマンドが出力するアーカイブを使用して、別の組織のライブラリーライフサイクル環境にインポートすることができます。ライブラリー環境からのコンテンツのエクスポートに関する詳細は、「ライブラリー環境のエクスポート」 を参照してください。

前提条件

組織のライブラリーライフサイクル環境にインポートするには、インポートする Satellite Server が以下の条件を満たしていることを確認します。

  1. エクスポートされたアーカイブは、/var/lib/pulp/imports 配下のディレクトリーに置く必要があります。
  2. Pulp がそのディレクトリー内の .json ファイルを読み書きできるように、ディレクトリーには pulp:pulp パーミッションが必要です。
  3. エクスポートアーカイブに Red Hat リポジトリーがある場合は、インポートする組織のマニフェストには、エクスポート内に含まれる製品のサブスクリプションが含まれている必要があります。
  4. コンテンツをインポートするユーザーには、Content Importer ロールが必要です。

手順

  1. インポート先の Satellite Server の /var/lib/pulp/imports ディレクトリーに、エクスポートしたコンテンツビューバージョンが含まれるアーカイブファイルをコピーします。
  2. アーカイブファイルのパーミッションを pulp:pulp に設定します。

    # chown -R pulp:pulp /var/lib/pulp/imports/2021-03-02T03-35-24-00-00
    # ls -lh /var/lib/pulp/imports/2021-03-02T03-35-24-00-00
    total 68M
    -rw-r--r--. 1 pulp pulp 68M Mar  2 04:29 export-1e25417c-6d09-49d4-b9a5-23df4db3d52a-20210302_0335.tar.gz
    -rw-r--r--. 1 pulp pulp 333 Mar  2 04:29 export-1e25417c-6d09-49d4-b9a5-23df4db3d52a-20210302_0335-toc.json
    -rw-r--r--. 1 pulp pulp 443 Mar  2 04:29 metadata.json
  3. インポートする Satellite Server で、エクスポートしたコンテンツと同じ名前とラベルでリポジトリーを作成/有効化します。
  4. Satellite Web UI で コンテンツ > 製品 に移動し、Yum コンテンツ タブをクリックし、エクスポートしたコンテンツビューバージョンに含まれる Yum コンテンツと同じものを追加します。
  5. インポート先の組織を特定します。
  6. ライブラリーコンテンツを Satellite Server にインポートするには、次のコマンドを入力します。

    # hammer content-import library --organization=import-32158 \
                                    --path=/var/lib/pulp/imports/2021-03-02T03-35-24-00-00
    [............................................................................................................................................................................................................] [100%]

    完全パス /var/lib/pulp/imports/<path> を入力する必要がある点に留意してください。相対パスは機能しません。

  7. ライブラリーコンテンツのインポートを確認するには、製品およびリポジトリーのコンテンツを確認します。ターゲット組織に Import-Library というコンテンツビューが新たに作成されます。このコンテンツビューは、ライブラリーコンテンツのインポートを容易にするために使用されます。
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