7.9. コンテンツフィルターの例
以下の手順に従って、カスタムコンテンツフィルターを構築します。
例 1
ベースの Red Hat Enterprise Linux パッケージでリポジトリーを作成します。このフィルターでは、Red Hat Enterprise Linux リポジトリーをコンテンツビューに追加する必要があります。
フィルター:
- 包含タイプ: 組み込み
- コンテンツタイプ: パッケージグループ
- フィルター: Base パッケージグループのみを選択します。
例 2
セキュリティー更新を除く、特定の日付以降のすべてのエラータを除外するリポジトリーを作成します。これは、重要なセキュリティー更新 (すぐに適用する必要がある) を除き、システムの更新を定期的に実行する場合に便利です。このフィルターでは、Red Hat Enterprise Linux リポジトリーをコンテンツビューに追加する必要があります。
フィルター:
- 包含タイプ: 除外
- コンテンツタイプ: エラータ - 日付およびタイプ別
- フィルター: バグ修正と機能拡張のエラータタイプのみを選択し、セキュリティーの選択は解除します。日付タイプを更新日に設定します。エラータを制限する日付を開始日に設定します。終了日 は空白にして、セキュリティー以外の新たなエラータがフィルターされるようにします。
例 3
例 1 と例 2 の組み合わせにより、オペレーティングシステムパッケージのみが必要で、最新のバグ修正および機能拡張のエラータを除外します。これには、同じコンテンツビューにアタッチされた 2 つのフィルターが必要です。コンテンツビューは、包含フィルターを最初に適用してから、除外フィルターを処理します。
フィルター 1:
- 包含タイプ: 組み込み
- コンテンツタイプ: パッケージグループ
- フィルター: Base パッケージグループのみを選択します。
フィルター 2:
- 包含タイプ: 除外
- コンテンツタイプ: エラータ - 日付およびタイプ別
- フィルター: バグ修正と機能拡張のエラータタイプのみを選択し、セキュリティーの選択は解除します。日付タイプを更新日に設定します。エラータを制限する日付を開始日に設定します。終了日 は空白にして、セキュリティー以外の新たなエラータがフィルターされるようにします。
例 4
コンテンツビューで、特定のモジュールストリームをフィルタリングします。
フィルター 1:
- 包含タイプ: 組み込み
- コンテンツタイプ: モジュールストリーム
- フィルター: コンテンツビューに必要な特定のモジュールストリーム (例: ant) のみを選択し、モジュールストリームの追加 をクリックします。
フィルター 2:
- 包含タイプ: 除外
- コンテンツタイプ: パッケージ
-
フィルター: コンテンツビューから除外するモジュール以外のパッケージをフィルタリングするルールを追加します。パッケージをフィルタリングしない場合、コンテンツビューフィルターには、モジュールストリーム ant に関連付けられるすべてのモジュール以外のパッケージが含まれます。すべての
*
パッケージを除外するルールを追加するか、除外するパッケージ名を指定します。
コンテンツフィルターの機能例については、How do content filters work in Satellite 6 を参照してください。