9.3. アクティベーションキーを使用したホストの登録
アクティベーションキーを使用して、以下のタスクを完了できます。
- Red Hat Satellite 6 を使用したプロビジョニング中に新規ホストを登録する。Red Hat Satellite 6 のキックスタートプロビジョニングテンプレートには、ホストの作成時に定義されるアクティベーションキーを使用してホストを登録するコマンドが含まれています。
-
既存の Red Hat Enterprise Linux ホストを登録する。Red Hat サブスクリプションマネージャーが登録に Satellite Server を使用するように設定し、
subscription-manager register
コマンドの実行時にアクティベーションキーを指定します。
手順
アクティベーションキーを使用して、既存の Red Hat Enterprise Linux 7 ホストを、Satellite Server に登録するには、以下の手順を行います。
Satellite Server 用のコンシューマー RPM をダウンロードします。これは、ホストの Web サーバーの
pub
ディレクトリーに配置されています。たとえば、ホスト名がsatellite.example.com
の Satellite Server の場合は、登録するホストで以下のコマンドを実行します。# rpm -Uvh http://satellite.example.com/pub/katello-ca-consumer-latest.noarch.rpm
この RPM は Satellite Server 上のリポジトリーにアクセスするために必要な証明書をインストールし、Red Hat サブスクリプションマネージャーがサーバーの URL を使用するように設定します。
ホストで、アクティベーションキーを使用して Satellite にホストを登録するには、以下のコマンドを実行します。
# subscription-manager register --activationkey="My_Activation_Key" \ --org="My_Organization"
組織のホストのリストを表示するには、Satellite Server で、以下のコマンドを実行します。
# hammer host list --organization "My_Organization"
複数のアクティベーションキー
コンテンツホストの登録時に複数のアクティベーションキーを使用できます。特定のサブスクリプションセット用にアクティベーションキーを作成し、コンテンツホストの要件に合わせて、これらのアクティベーションキーを組み合わせることができます。たとえば、以下のコマンドは VDC と OpenShift の両方のサブスクリプションでコンテンツホストを組織に登録します。
# subscription-manager register --org="My_Organization" \
--activationkey="ak-VDC,ak-OpenShift"
競合の設定
アクティベーションキーの設定で競合が生じた場合は、右端のキーが優先されます。
- 競合する設定: サービスレベル、リリースバージョン、環境、コンテンツビュー、および 製品コンテンツ。
- 競合しない設定と、ホストがその統合を取得: サブスクリプション および ホストコレクション。
- キーそのものの動作に影響を与えるが、ホストの設定には影響を与えない設定: コンテンツホストの制限 および 自動アタッチ。