11.7. 複数ホストへのエラータの適用
以下の手順を使用して、エラータをレビューし、複数の RHEL 7 ホストに適用します。
前提条件
- Red Hat から利用可能な最新のエラータと、Red Hat Satellite リポジトリーを同期しておく。詳しくは、「リポジトリーの同期」をご覧ください。
- Satellite Server の環境およびコンテンツビューにホストを登録しておく。詳細は、ホストの管理 ガイドの ホストの登録 を参照してください。
- リモート実行用にホストを設定します。リモート実行ジョブの詳細は、ホストの管理 ガイドの リモートジョブの設定とセットアップ を参照してください。
非推奨の Katello エージェントでコンテンツの更新を受け取るようにホストが設定されている場合は、代わりにリモート実行に移行します。詳細は、ホストの管理 ガイドの Katello エージェントからリモート実行への移行 を参照してください。
手順
- コンテンツ > エラータ に移動します。
- 適用するエラータ名をクリックします。
- コンテンツホスト タブをクリックします。
- エラータの適用先のホストを選択し、ホストへの適用 をクリックします。
- Confirm をクリックします。
CLI 手順
CLI には Web UI と同じツールがあるわけではありませんが、同様の手順を CLI コマンドで複製することができます。
インストール可能な全エラータを表示します。
# hammer erratum list \ --errata-restrict-installable true \ --organization "Default Organization"
エラータのいずれかを複数のホストに適用します。
Remote Execution
の使用# hammer job-invocation create \ --feature katello_errata_install \ --inputs errata=ERRATUM_ID \ --search-query "applicable_errata = ERRATUM_ID"
Katello Agent
の使用 (非推奨)使用するエラータを特定し、このエラータを適用可能なホストをリスト表示します。
# hammer host list \ --search "applicable_errata = ERRATUM_ID" \ --organization "Default Organization"
次の Bash スクリプトを使用して、このエラータが利用可能な各ホストにエラータを適用します。
for HOST in
hammer --csv --csv-separator "|" host list --search "applicable_errata = ERRATUM_ID" --organization "Default Organization" | tail -n+2 | awk -F "|" '{ print $2 }'
; do echo "== Applying to $HOST ==" ; hammer host errata apply --host $HOST --errata-ids ERRATUM_ID1,ERRATUM_ID2 ; doneこのコマンドは、erratum_IDs を適用できるホストをすべて特定し、このエラータを各ホストに適用します。
エラータが正しく適用されたことを確認するには、以下のコマンドの出力で適切なタスクを検索します。
# hammer task list
選択したタスクの状態を表示します。
# hammer task progress --id task_ID