付録E GRUB ブートローダー
Linux を実行しているコンピューターを有効にすると、ブートローダー と呼ばれる特別なプログラムにより、オペレーティングシステムがメモリーに読み込まれます。ブートローダーは通常、システムのプライマリーハードドライブ(またはその他のメディアデバイス)に存在し、必要なファイルや(場合によっては)他のオペレーティングシステムをメモリーにロードする唯一のロールを果たします。
E.1. ブートローダーおよびシステムアーキテクチャー
Red Hat Enterprise Linux を実行できる各アーキテクチャーは、別のブートローダーを使用します。以下の表には、各アーキテクチャーで利用可能なブートローダーをまとめています。
アーキテクチャー | ブートローダー |
---|---|
AMD AMD64 | GRUB |
IBM Power Systems | yaboot |
IBM System z | z/IPL |
x86 | GRUB |
この付録では、x86 アーキテクチャー用の Red Hat Enterprise Linux に含まれる GRUB ブートローダーのコマンドと設定オプションについて説明します。
重要
Red Hat Enterprise Linux 6.9 の
/
boot
および /(ルート)パーティションは、ext2、ext3、および ext4 (推奨)ファイルシステムのみを使用できます。Btrfs、XFS、VFAT などの他のファイルシステムは使用できません。/home
などの他のパーティションは、Btrfs および XFS (利用可能な場合)を含むサポート対象のファイルシステムを使用できます。詳細は、Red Hat カスタマーポータルの を参照 https://access.redhat.com/solutions/667273 してください。