26.2. z/VM 設定ファイル
以下は、z/VM 環境でのインストールにのみ適用されます。z/VM では、CMS でフォーマットしたディスクの設定ファイルを使用できます。CMS 設定ファイルの目的は、初期ネットワーク設定、DASD および FCP 仕様を設定するパラメーターをパラメーターファイルから移動することで、パラメーターファイルの領域を節約することです( 「インストール用ネットワークパラメーター」を参照してください)。
CMS 設定ファイルの各行には、変数がひとつとそれに関連する値が含まれています。
variable=value
のようなシェルスタイルの構文になります。
パラメーターファイルには
CMSDASD
および CMSCONFFILE
パラメーターも追加する必要があります。このパラメーターは、設定ファイルの場所をインストールプログラムに指定します。
CMSDASD=cmsdasd_address
- cmsdasd_address には設定ファイルを格納している CMS フォーマット済みディスクのデバイス番号を入れます。一般的には CMS ユーザーの
A
ディスクになります。例:CMSDASD=191
CMSCONFFILE=configuration_file
- configuration_file は設定ファイル名に置き換えます。この値は小文字で指定してください。
CMS_file_name.CMS_file_type
などの Linux ファイル名の形式で指定します。CMS ファイルのREDHAT CONF
はredhat.conf
と入力します。CMS のファイル名およびファイルタイプは、それぞれ CMS 規則に従い 1 文字から 8 文字の長さにします。例:CMSCONFFILE=redhat.conf