E.5.2. ファイル名およびブロックリスト
メニューリストなどのファイルを参照する GRUB にコマンドを入力する場合は、デバイスとパーティション番号の直後に絶対パスを指定する必要があります。
以下は、このようなコマンドの構造を示しています。
(<device-type><device-number>,<partition-number>)</path/to/file>
この例では、< device-type> を hd、fd、または nd に置き換えます。< ;device-number> をデバイスの整数に置き換えます。& lt;/path/to/file> は、デバイスの最上位に対する絶対パスに置き換えます。
パーティションの最初のいくつかのブロックに表示されるチェーンローダーなど、ファイルシステムに実際に表示されない GRUB にファイルを指定することもできます。このようなファイルを読み込むには、パーティションの中にファイルが配置されているブロックでブロックを指定するブロック リスト を指定します。ファイルは、いくつかの異なるブロックセットで設定されることが多いため、拒否リストでは特別な構文を使用します。ファイルを含む各ブロックは、ブロックのオフセット番号と、そのオフセットポイントのブロック数で指定されます。ブロックオフセットは、コンマ区切りのリストで順次一覧表示されます。
以下は、ブロックリストの例です。
0+50,100+25,200+1
このサンプルブロックリストでは、パーティションの最初のブロックから開始し、49 から 100 から 100 から 124、および 200 までのブロックを使用するファイルを指定します。
GRUB を使用してチェーンロードが必要なオペレーティングシステムを読み込む際には、ブロックリストの書き込み方法を把握しておくと便利です。ブロックのオフセット番号は、ブロック 0 から始まる場合は省略できます。たとえば、最初のハードドライブの最初のパーティションにあるチェーンロードファイルの名前は以下のようになります。
(hd0,0)+1
以下は、正しいデバイスとパーティションを root に設定した後に、GRUB コマンドラインで同様のブロックリストの指定を持つ chainloader コマンドを示しています。
chainloader +1