30.2.3. 電源システムサーバーの設定
- tftp-server がインストールされていない場合は、yum install tftp-server を実行します。
/etc/xinetd.d/tftp
の tftp-server 設定ファイルで、disabled
パラメーターをyes
からno
に変更します。- yaboot に同梱されているブートイメージを使用するように DHCP サーバーを設定します。(DHCP サーバーがインストールされていない場合は、Red Hat Enterprise Linux デプロイメントガイド の 『DHCP』 サーバーの章を参照してください。)
/etc/dhcp/dhcpd.conf
の設定例を以下に示します。host bonn { filename "yaboot"; next-server 10.32.5.1; hardware ethernet 00:0e:91:51:6a:26; fixed-address 10.32.5.144; }
- これで、ISO イメージファイルの
yaboot
パッケージのyaboot
バイナリーファイルが必要になります。これにアクセスするには、root で以下のコマンドを実行します。mkdir /publicly_available_directory/yaboot-unpack mount -t iso9660 /path_to_image/name_of_image.iso /mount_point -o loop,ro cp -pr /mount_point/Packages/yaboot-version.ppc.rpm /publicly_available_directory/yaboot-unpack
パッケージを展開します。cd /publicly_available_directory/yaboot-unpack rpm2cpio yaboot-version.ppc.rpm | cpio -dimv
tftpboot
内にyaboot
ディレクトリーを作成し、yaboot
バイナリーファイルをコピーします。mkdir /var/lib/tftpboot/yaboot cp publicly_available_directory/yaboot-unpack/usr/lib/yaboot/yaboot /var/lib/tftpboot/yaboot
yaboot.conf
という名前の設定ファイルをこのディレクトリーに追加します。設定ファイルの例を以下に示します。init-message = "\nWelcome to the Red Hat Enterprise Linux 6 installer!\n\n" timeout=60 default=rhel6 image=/rhel6/vmlinuz-RHEL6 label=linux alias=rhel6 initrd=/rhel6/initrd-RHEL6.img append="repo=http://10.32.5.1/mnt/archive/redhat/released/RHEL-6/6.x/Server/ppc64/os/" read-only
インストールソースを指定する方法については、を参照してください。 「追加の起動オプション」- 展開した ISO から tftp の root ディレクトリーにブートイメージをコピーします。
cp /mount_point/images/ppc/ppc64/vmlinuz /var/lib/tftpboot/yaboot/rhel6/vmlinuz-RHEL6 cp /mount_point/images/ppc/ppc64/initrd.img /var/lib/tftpboot/yaboot/rhel6/initrd-RHEL6.img
yaboot-unpack
ディレクトリーを削除し、ISO をアンマウントしてクリーンアップします。rm -rf /publicly_available_directory/yaboot-unpack umount /mount_point
- クライアントシステムを起動し、プロンプトが表示されたら、ブートデバイスとしてネットワークデバイスを選択します。