10.3.5. "drive must have a GPT disk label" のエラーメッセージ
UEFI システムを使用するシステムに Red Hat Enterprise Linux をインストールし、既存のパーティションレイアウトを持つディスクをブートドライブとして使用すると(ブートローダーがインストールされているドライブ)、カスタムパーティション設定中に以下のエラーメッセージが表示されることがあります。
sda must have a GPT disk label
これは、ブートドライブ(この場合は
sda
)にマスターブートレコード(MBR)ラベルがありますが、UEFI システムには GUID Partition Table (GPT)ラベルが必要であるために発生します。したがって、MBR にラベルを付けたドライブ上の既存のパーティションレイアウトを再利用することはできません。ディスクに再ラベル付けする必要があります。つまり、新しいパーティションのレイアウトを作成し、既存のデータをすべて失います。
この問題を回避するには、パーティション設定ストラテジーを選択する画面に戻ります。カスタムパーティション設定 以外 のオプション( Use All Spaceなど)を選択します。パーティション設定レイアウトの確認および変更 チェックボックスにチェックを入れ、Next をクリックします。
次の画面で、必要に応じて自動的に作成されたレイアウトを変更します。終了して Next をクリックすると、Anaconda はレイアウトを使用して自動的にドライブのラベルを変更します。
また、インストールを開始する前に、キックスタートファイルを使用するか、別のシステムを使用してディスクに再ラベル付けすることで、この問題を解決することもできます。詳細は、「UEFI システムで MBR を搭載したディスクドライブ」 を参照してください。MBR および GPT の詳細は、「パーティション: 1 つのドライブの分割」 を参照してください。