23.19. インストールの完了
お疲れさまでした。Red Hat Enterprise Linux のインストールが完了しました。
インストールプログラムにより、システム再起動の準備を求めるプロンプトが表示されます。
インストールプログラムは、インストールが完了したシステムで自動的に再起動します。
インストールプログラムは、再起動されない場合には、IPL を行う (起動する) デバイスからの情報を表示します。シャットダウンオプションを受け入れ、シャットダウン後に、Red Hat Enterprise Linux の
/boot
パーティションがインストールされている DASD または SCSI LUN から IPL を受け入れます。
23.19.1. z/VM の配下の IPL
DASD から起動 (IPL) するには、3270 コンソール上の DASD デバイスなどを使用し、次のコマンドを実行します。
#cp i 200
自動パーティション設定が行われ (全パーティションのデータを消去) DASD しかない環境では、通常、最初に作動させる DASD に
/boot
パーティションが配置されます。
FCP LUN にある
/boot
を使用する場合は、起動 (IPL) する FCP 接続のデバイスの WWPN と LUN を与える必要があります。
FCP 接続のデバイスから起動 (IPL) するには、以下を実行します。
- FCP 接続のデバイスに FCP ルーティング情報を指定します。たとえば、WWPN は
0x50050763050B073D
、FCP LUN は0x4020400100000000
とします。#cp set loaddev portname50050763 050B073D lun 40204001 00000000
FC00
など、FCP アダプターを起動 (IPL) します。#cp ipl FC00
注記
仮想マシンで稼働中の Linux を停止することなく、3270 端末を切断するには、#cp logoff ではなく #cp disconnect を使用します。通常のログイン手順で仮想マシンを再接続すると、CP コンソール関数モード (
CP READ
) にセットされる場合があります。この場合、仮想マシン上で実行を再開するには BEGIN コマンドを入力します。