11.5. RAID と他のディスクデバイス
重要
Red Hat Enterprise Linux 6 は、Intel BIOS RAID セットへのインストールに dmraid の代わりに mdraid を使用します。このセットは自動的に検出され、Intel ISW メタデータを持つデバイスは dmraid ではなく mdraid として認識されます。mdraid の下にあるこのようなデバイスのデバイスノード名は、dmraid のデバイスノード名とは異なることに注意してください。したがって、Intel BIOS RAID セットを持つシステムを移行する場合は、特別な予防措置が必要です。
/etc/fstab
、/etc/crypttab
、またはデバイスノード名でデバイスを参照するその他の設定ファイルに対するローカルの変更は、Red Hat Enterprise Linux 6では機能しません。これらのファイルを移行する前に、デバイスノードパスをデバイスの UUID に置き換えるように編集する必要があります。デバイスの UUID は、blkid コマンドで確認することができます。
11.5.1. ハードウェア RAID
RAID (Redundant Array of Independent Disks)を使用すると、ドライブのグループまたはアレイが 1 つのデバイスとして機能します。インストールを開始する前に、コンピューターのメインボードで提供される RAID 機能をすべて設定するか、またはコントローラーカードを接続しておいてください。アクティブな各 RAID アレイは、Red Hat Enterprise Linux 内で 1 つのドライブとして表示されます。
複数のハードドライブが搭載されているシステムでは、ハードウェアを追加することなく、複数のドライブを Linux RAID アレイとして動作するように Red Hat Enterprise Linux を設定できます。