第40章 IBM System z からの Red Hat Enterprise Linux の削除
Linux ディスクに機密データが含まれている場合には、既存のオペレーティングシステムのデータを削除する時に、必ず所属組織のセキュリティーポリシーに準じてデータを破棄してください。以下の選択肢を検討した上で、削除の手順に進んでください。
- 新規インストールでディスクを上書きします。
- 新規インストールを開始し、パーティションダイアログ( 「ディスクパーティション設定」を参照)を使用して、Linux がインストールされたパーティションをフォーマットします。Write changes to disk ダイアログで説明された後に、インストーラーを終了します。「ディスクへの変更の書き込み」
- Linux がインストールされていた DASD または SCSI ディスクを他のシステムから見えるようにしてから、データを削除します。しかし、この操作には特別な権限が必要になる可能性があります。システム管理者に確認してください。dasdfmt (DASD のみ) や parted、mke2fs、dd などの Linux コマンドを使用できます。コマンドの詳細は、それぞれの man ページを参照してください。
40.1. z/VM ゲストまたは LPAR での異なるオペレーティングシステムの実行
現在インストールされているシステムが z/VM ゲスト仮想マシンまたは LPAR 下にある場所とは異なる DASD ディスクまたは SCSI ディスクから起動する場合は、インストールされている Red Hat Enterprise Linux をシャットダウンし、別の Linux インスタンスがインストールされているディスクを使用してブートします。この操作でインストール済みのシステムのコンテンツが変更されることはありません。