検索

5.8. 物理ネットワークのブリッジ

download PDF

仮想インスタンスの送受信接続を可能にするには、仮想ネットワークと物理ネットワーク間をブリッジングします。

以下の手順では、例として示した物理インターフェイス eth0 はブリッジ br-ex にマッピングされます。この仮想ブリッジは、物理ネットワークと仮想ネットワーク間を中継する機能を果たします。

これにより、eth0 を通過するすべてのトラフィックは、設定した Open vSwitch を使用してインスタンスに到達します。

物理 NIC を仮想 Open vSwitch ブリッジにマッピングするには、以下の手順を実施します。

手順

  1. テキストエディターで /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 を開き、以下のパラメーターをご自分のサイトのネットワークに適した値で更新します。

    • IPADDR
    • NETMASK GATEWAY
    • DNS1 (ネームサーバー)

      以下に例を示します。

      # vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
      DEVICE=eth0
      TYPE=OVSPort
      DEVICETYPE=ovs
      OVS_BRIDGE=br-ex
      ONBOOT=yes
  2. テキストエディターで /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-br-ex を開き、前のステップで eth0 に確保した IP アドレスの値で仮想ブリッジのパラメーターを更新します。

    # vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-br-ex
    DEVICE=br-ex
    DEVICETYPE=ovs
    TYPE=OVSBridge
    BOOTPROTO=static
    IPADDR=192.168.120.10
    NETMASK=255.255.255.0
    GATEWAY=192.168.120.1
    DNS1=192.168.120.1
    ONBOOT=yes

    インスタンスに Floating IP アドレスを割り当てて、物理ネットワークが利用できるようにすることができます。

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.