20.5. RHOSP Networking サービスに対する高可用性 (HA) の変更
Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) Networking サービス (neutron) API の更新により、管理者はルーターの作成時に --ha=True/False
フラグを設定できるようになりました。この設定は、/var/lib/config-data/puppet-generated/neutron/etc/neutron/neutron.conf
の l3_ha
のデフォルト設定を上書きします。
neutron-server に加えられる高可用性 (HA) の変更:
- Networking サービスで使用されるスケジューラー (無作為または leastrouter のスケジューラー) に関わらず、レイヤー 3 (L3) HA は無作為にアクティブなロールを割り当てます。
- データベーススキーマが変更され、仮想ルーターへの仮想 IP アドレス (VIP) の確保を処理します。
- L3 HA トラフィックを転送するために、トランスポートネットワークが作成されます。
Networking サービスの L3 エージェントに加えられる HA の変更:
- 新しい keepalived のマネージャーが追加され、負荷分散と HA 機能が提供されるようになりました。
- IP アドレスが仮想 IP アドレスに変換されます。